熊本の名所「水前寺公園」が干上がる!以前の風景と比べると…

2016/04/26 17:30

水前寺公園2

熊本藩主の細川家が1636年(寛永13年)につくり、今でも年間40万人ほどが訪れる、人気の観光スポット水前寺成趣園(通称・水前寺公園)。阿蘇山からの豊富な伏流水が湧き出し、池を中心に築山などを配置した回遊庭園だ。

歌手・水前寺清子(70)の芸名も、この庭園にちなんだもの。しかし、今回の熊本地震により湧水が激減し、池の大半が干上がる状態が続いている。


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■豊富な水をたたえた以前の水前寺公園

水前寺公園4

しらべぇ取材班が昨年1月に撮影した写真では、清らかな水が満ちている。透き通った水の中には鯉が泳ぎ、池の底からは水が湧き出しているのも見ることができる。

水前寺公園5


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■2014年にも干上がったが…

長寿の水

2014年に阿蘇山が噴火した際も池の水がかなり干上がったが、火山活動がおさまるとともに元通りになったとのこと。歴史ある観光地だけに、同じように自然と復活するといいのだが…


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■参道では名物「いきなり団子」も

いきなり団子

水前寺公園(併設された出水神社)への参道には、おみやげを売る店が軒を連ね、熊本名物「いきなり団子」も蒸したてを食べることができる。さつまいもが入って食べごたえもあり、絶品だ。

余震などの状況が落ち着き、渇水の原因も究明されたうえで、観光産業へのダメージが一日も早く解消されるよう祈りたい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・猫山ニャン子

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