逆境は人を成長させる?「避けるべき」と語る人の理由は…
生きていれば、時には苦境に立たされることもある。その瞬間はつらい気持ちしかないが、後になって「あの経験があったから、今がある」と思えることも。
逆境は人を成長させるために必要なのだろうか? しらべぇ編集部が調査をしてみると、必要だと考えるのは約4割であった。
■年齢を重ねると逆境のありがたみが分かる?
さらに年代別で比較してみると、わかりやすい結果が。
20代で逆境が必要だと考える人は、3割程度しかいない。しかし50〜60代になると、約半数の人が逆境は必要だと考えるようになるのだ。
若いうちは、嫌な経験をしたくないのが本音だろう。しかし長い人生経験を積むうちに、自分を成長させたものが逆境だったと感じていくものなのかもしれない。
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■経験者が語る「逆境はありだけどムダな我慢はNG!」
編集部では、「逆境が自分を見つめなおすきっかけになった」と語る男性に、その理由を聞いてみた。
「仕事が順風満帆で調子に乗ってたころに、大きなミス。各方面に謝罪してつらい経験だったが、調子づいてた自分に歯止めがかかったので、今ではいい経験だったと思っている」(40代男性)
一方、あまりにひどい逆境は逃げるべきだとの意見もある。
「ワンマン上司の下で働き、モラハラとも言える言動にも耐えていた。自分を責めるようになり、精神的に追いつめられ、ドクターストップにより退職。そこまでなる前に逃げるべきだったと、今なら思う」(30代女性)
必要な経験とムダな我慢は違う。そこを見分けるのはむずかしいが、自分を成長させてくれる逆境と出会いたいものだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1,352名 (有効回答数)