深刻な社内いじめの実態 男性が女性に仕組んだケースも

2016/04/29 18:30

いじめ
XiXinXing/iStock/Thinkstock

社内いじめに悩んでいる人はいるだろうか? これは、職場の上司や同僚が集団になって嫌がらせをしてくることである。

4月に放送されたバラエティ番組『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ放送)で、フリーアナウンサー牧野結美が女性社員からの社内いじめを訴えていた。

このほかにも、小林麻耶アナウンサーや夏目三久アナウンサーも被害に遭っていたとか。社内いじめの実態とは、どういったものなのだろう。



 

■社内いじめを受けた…女性では3割も

しらべぇ編集部がアンケートサイト「マインドソナー」を使って、「社内いじめにあったことがある人」を調査してみたところ、全体で約2割の人が該当した。男女別で見ると、女性に圧倒的に多いとわかる。

いじめ


世の中に「いじめ」自体あってはならないので、よもや大人の世界でこれほどの数値になるのは問題であるだろう。


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■無視される、意味もなく怒鳴りつけられる…深刻な社内いじめの実態

社内いじめとして、無視される、重要な情報が回ってこない、馬鹿にされる、書類を投げられるなど…こうしたことが大人の世界の中でも起こっているようだ。

実際に、社内いじめを受けた経験のある女性たちの話から、その実態が見えてくる。


①自分だけ誘われない

「Web制作会社に所属していたときのことです。社内の雰囲気は悪くなく、制作会社独特のゆるさがありました。ただ、ゆるさゆえに秩序が乱れることもあって。


会社全体での飲み会で私だけ声をかけられないことは頻繁にありましたね。また、チームで夜遅くまで仕事をしていたので夜食にみんなで出たところ、私だけ座席を離されたりも。これは女性ではなく、男性が仕組んでいました


今はフリーなのでこのようなことはないですが、『私は会社にいらないのではないか?』といつも悩んでいましたね」(40代女性)


②感情的な上司に振り回される

「営業会社に勤めていたのですが、男性上司が成果ではなく感情で決めてしまう人でした。


媚びる女性には、成果に関係なくみんなの前で褒めちぎり、ポジションも優遇。気に入らない人は、侮辱しまくるということが頻繁にありましたね。


当然ながら、マネージメント力がなく感情で決めてしまうため、チームの成果はぼろぼろ。それで余計ストレスが溜まり、当り散らすなんてことがありました。


その男性上司も媚びる女性も退職してしまったのですが、その後、会社の雰囲気はぐっとよくなりましたよ」(20代女性)


このように、男性から女性に対するいじめや、上司の好き嫌いが大きく影響することもあるようだ。もしもこれらと似たようなことをしている人がいれば、考えを改めてほしい。

楽しく、そしていい仕事をするためには、人間関係が大きく左右すると言っても過言ではないのだ。

(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季

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