ピンク色の醤油にカレー?見た目に反してその味は…
皆さんは、ピンク色の醤油が販売されていることをご存じだろうか? まるでマニキュアのようにも見える小型の瓶に入った「華貴婦人」という名前の醤油だ。
見た目はかわいいが、実際に食べるとなると躊躇してしまう人も多そう。いったいどんな味がするのだろうか?
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■イカ刺しにかけて食べると…
「貴婦人になれる町『鳥取』」をコンセプトに、鳥取発の地域ブランド構築のひとつとして注目されているピンク醤油。
色鮮やかなピンク色は鳥取県産の赤ビーツ(赤いカブ)によって生み出されており、一般的な醤油と比べてとろみがあるのが特徴。香りは少し甘口だ。
ピンク醤油を購入した人の多くが試しているのが、イカ刺しとの組み合わせ。ということで、まずはオーソドックスな定番の食べ方を試してみた。
ピンク醤油の味は、想像していたよりもとてもマイルドで、ほんのりカツオの風味が香る。
納豆やたまごかけご飯に、ピンク醤油をあわせるとなかなか衝撃的なカラーだが、サラダのドレッシングやカルパッチョのソースを作るときに使用すれば、食卓がかなり色鮮やかになりそうだ。
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■スイーツの隠し味にも!
このピンク醤油を使ったスイーツを何か作れないかと考えたところ、思い浮かんだのがみたらし。
みりん、砂糖、片栗粉、そしてピンク醤油を使用してみらたしのタレを作り、白玉の上にかけたら完成! もともと甘味が強めな醤油なので、工夫して和菓子やスイーツの隠し味や色付けに加えてみるのもいいだろう。
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■通販でも味わえる恋の「ピンク華麗」!
鳥取の古民家カフェではピンク色のカレー「ピンク華麗」も提供されており、貴婦人のドレス体験もできる。
じつは通販でも購入可能だが、1人前1000円となかなかのお値段。パッケージには、華貴婦人のキャラクターである華の4姉妹が描かれている。
通常のカレーを横に並べて色を比べてみると、どれだけ鮮やかなピンク色なのかがわかるだろう。正直、一瞬食べるのをためらってしまうほど美しすぎる桃色だ。
スプーンですくってみると、いちごみるくやストロベリーヨーグルトのようにも見えるが、一口食べるとガーリックパウダーや香辛料の香りが口の中に広がり、ちゃんとカレーの味がするから不思議。
もちろんこのカレーにも、ピンク醤油と同様にビーツが使われている。
5月1日から8日までの期間限定で、鳥取県の若桜鉄道がピンク色のSL(蒸気機関車)を走らせるため、このピンク華麗も記念コラボのSLバージョンに! この機会に一度試してみてはいかがだろう。
ひとりではなかなか勇気が出ないという人は、家族や友人とシェアして食べるのもアリかも。
(取材・文/しらべぇ編集部・野山苺摘)