あなたは国政選挙に立候補してみたい?鍵を握るのは「20代女性」か
現代日本人の政治に対する関心は、昔ほど高くはないと言われている。
だがそれでも、政党の支援を得て何が何でも国政選挙に出馬したいと考える人はいつの時代にも存在する。何度落選しても政治家になる夢を諦めない「選挙マニア」は、全国各地にいる。
選挙に出るということは、それほど魅力的な行為なのだろうか?
■決して多くはないが……
しらべぇでは、全国20〜60代の男女1365名を対象に「政党から話があれば国政選挙に出馬したいか?」という調査を実施した。
結果、「選挙に出たい」と答えたのは全体の10人に1人。
決して多くはない数字だが、これは「現代人の政治離れ」を意味しているのだろうか? 全体平均の値だけでは、その結論を導き出すのは不可能だ。
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■中年男性は出馬に興味あり
そこで次に、性世代別の調査を見てみよう。
全体的に、男性のグラフの伸びが顕著であるというのが分かる。とくに40代、50代男性の場合は全体平均を大きく上回っている。50代男性は4人に1人に迫る割合だ。
だがよく見てみると、20代女性の割合が突出して高くなっている。同世代の男性を越えた数字である。じつはこの世代の女性は、政治に高い関心を持っているのではと思わせるグラフの伸びだ。
もしかしたらこれからは、「若い女性」が有力な票田として各政党から注目されるかもしれない。
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■女性が元気な国の事情
ところで、国民の9割ほどがイスラム教徒のインドネシアは、じつは女性の政界進出が盛んな国だ。
インドネシアは共和制で、国家元首は選挙で選ばれた大統領だが、かつてメガワティ・スカルノプトリという女性が務めていたことがある。あの「建国の父」スカルノの実子。
地方自治体の首長も、女性であることは決して珍しくない。たとえば今のスラバヤ市長も女性である。
そして彼女たちが頼りにしている大票田は、20代の女性層だ。インドネシアは国民平均年齢が30歳に満たない国だということを忘れてはいけない。「国民が若い」ということは、こうした面でも非常に活発なのだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)