ギャンブルに「金稼ぎ」の目的でハマる20代 数年後の姿は…
ギャンブルは、人生を破滅させてしまうのか。ギャンブルにハマってしまい家族を巻き込んだり、闇金に手を出してしまうような話をしばしば耳にする。
日本でもカジノの合法化がたびたび世間をにぎわす中、しらべぇ編集部でもギャンブルについて調査を行なった。
■ギャンブルをしている割合は男性がほとんど!
まず、全国の20代〜60代の男女1365名を対象に「ギャンブルをしているかどうか」を調べてみると、男女別では次のような結果に。
男性の割合が多く、約3割の人が該当した。男性は女性の3倍だ。パチンコ・スロット店、競馬場には、たしかに女性より男性の姿が目立つ。
■遊でいるだけ? お金を稼ぐ目的の人は…
パチンコや競馬が、決して悪いわけではない。ちょっとした気晴らしに「ゲームのつもり」と割り切っているのであれば、何ら問題はないのだが、中には「お金を稼ぐ目的」でハマっている人も…
割合がもっとも高いのは、20代で6割にも! この年代が目立つのではあるが、どの世代でも4割を超えている。
若いころに興味本位でギャンブルを始めた人も多いだろうが、30代以降はズルズルとギャンブルを辞められずに続けてしまっているのかも。
■20代でギャンブルにドハマリ…その結果
編集部では、過去の知人でパチンコとスロットハマった人を知っているという30代男性に、話を聞いてみた。
「僕が20代のときに知り合ったバンドマンが、ギャンブルにのめり込んでましたね。その彼は、借金とかいうよりも人生設計とか生き方のほうが狂ってしまいました。結局、音楽なんか放り出してプロのスロッターになってたので。
朝から閉店まで店に入り浸っていて、ギャンブルだけで食ってましたけど。それはそれで、しんどそうでした」
その彼は、今何をしているのだろうか?
「今ではたしか、マルチ商法と自己啓発にドップリで、よくわからない怪しいセミナーに毎週通っているのをFacebookにあげていましたよ。とにかく、グレーゾーンで活動しているみたいです。
ミュージシャン仲間の間では、『アイツはギャンブルでおかしくなっちゃったね』とよく話しています。正攻法じゃない生き方に憧れがある人ほど、ギャンブルやマルチにハマってしまうんだ思いましたね」
ギャンブルにハマる人が、必ずしも怪しいビジネスに手を出すかどうかはわからないが、実際にこうした人もいるようである。
(取材・文/しらべぇ編集部・ふふふふ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)