「処女厨=モテない童貞」というイメージは誤りと判明
処女を好む男性は…。
アイドルや声優がスキャンダルを起こしたり、過去のキスプリクラが流出した際に、過剰に反応する人々のことをネットスラングで「処女厨」と呼ぶ。
もっとも、性経験のない女性たちを神聖視する処女信仰は、聖母マリアに見られるように、多くの国や宗教で存在するものであり、歴史は長い。
ただ、男女同権が普及した現代で、女性に一方的な貞操を求めることに、批判の声もある。
■処女に価値を感じる人は3割もいた
では、「処女」について、実際に価値を感じている男性はどれほどいるのだろうか? しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男性679名に調査を行なったところ、「価値がある」と答えたのは全体の35.5%であった。
また、年代間で優位な差はなく、ほぼ満遍なく分布していることも判明した。
■「モテない妄想野郎」というイメージは間違い?
次に、処女信仰の傾向を持つ人々の特徴を見ていこう。一般にネット上で「処女厨」と呼ばれる人々は、時に「モテない引きこもりのオタク」などと言った偏見を持たれることもあった。
しかし、しらべぇの調査ではむしろ彼らは「モテる」と自己評価していることがわかった。また、H経験がある人のほうが多い傾向も。
つまり、今まで持たれがちだったイメージとは違っていたということだ。
■正しい人物像は意外にも
では、実際のところどんな特徴があるのか。さらなる調査の結果、「残業は美徳である」「ぽっちゃりで下品な女芸人に不快感がある」「フジテレビにはもう期待できないと考えている」などの思考の傾向があるとわかった。
前者2つは比較的古風な考えだが、3つ目はいかにも現代チックである。これらを総合すると、「モテるが仕事や女性には古い価値観を持っていて、フジテレビが嫌いな人」という人物像になるだろう。
今まで言われていた「処女厨」のイメージからは外れているが、実際に信仰を持つ人は、ある程度、体育会系な傾向を持っている人なのかもしれない。
もっとも、ネット上での発言はネタ的性質を内在するものであり、すべてを受け止めるのもまたナンセンスだ。今回の調査結果も、あくまでひとつの示唆として受け止めてほしい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代の男性679名(有効回答数)
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)