誰よりもヤッてるのに…女性不信な「ミソジニー男」の苦悩

モテる男性とは。

2016/05/05 07:00

Siri Stafford/iStock/Thinkstock
Siri Stafford/iStock/Thinkstock

人間社会には、さまざまなカースト制度が存在する。もちろん、現代日本においては、明確に目に見える身分の差ではない。そうではなく「高年収か否か」「学歴があるか否か」などの要素である。

そして、人間の自己肯定感に大きく影響しているひとつに「モテるかどうか」というものもある。ファッション誌を見れば「モテテク」などの言葉が簡単に見つかるように、今の日本人にとっては立派な評価の対象だ。


■モテる男性ほど女性に身を預けている

では、モテは内的な資質とどのように影響しあっているのだろうか? しらべぇ編集部の調査では、モテる人ほど「心の底で女性が信じられない」と考えている人が少ないことが判明している。

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モテるからこそ、女性が愛する人にのみ向ける無限の優しさを知る機会が多いのか。それとも信じるからこそモテるのだろうか。

人間、知らないものには恐怖を抱きがちだ。そういう意味では、モテない男性は女性に対し、深層心理で恐怖心を感じている可能性が高い。


■努力して非モテからモテになったミソジニー(女性蔑視)男が語る悩みとは?

しかし、モテる男性の中にも「女性を信じられない」と語る人が存在する。前述のグラフにもあるとおり、全体の4人に1人は女性不信の傾向があるのだ。

では、それはどのような人か? しらべぇ取材班は「自分がそうだ」と語るH氏(36)に話を聞いた。

「もともと、自分は学生の頃全然モテなかったんです。とくに、中学生の頃はいじめられ気味で、クラスの強い女子から陰口言われたり、白い目で見られたりもありました。


こんな自分じゃ嫌だ…そう思って、大学進学を機に上京。必死におしゃれし、恋愛マニュアル本を読んでナンパを繰り返し、モテるようになろうと努力しました。


社会人になってからは仕事を頑張り、はやいスピードで昇進。学歴コンプレックスがいいバネになりましたね。 そうこうしているうちに、年下の女の子にモテるようになり始めました。


不思議ですよね、自分の根幹はなんにも変わってなく、ただのいじめられっ子のワナビーなのに、『格好いい』と言われることも増えたりして。


しかし、ハッピーにはなれませんでした。頭の片隅で、どこか学生時代の記憶がちらついてしまうんです。素敵な子でも、『もっといい女がいる』『こんなもんでは終われない』と思って冷めてしまう。


その結果、この年ですよ。結局、自分の心の穴は女の子では埋められないんだなと痛感しています」


取材班が彼にLINEの画面を見せてもらったところ、2時間スマホを見ていなかっただけで10名程度の女性からLINEが来ていた。食事のお誘いも少なくなく、若々しい見た目を考慮すると、まだまだ恋愛市場で戦えそうにも思える。

しかし、彼の胸には学生時代についた「女性不信」が未だに存在し、幸せになる足かせになっている模様。

もちろん、上記は一例に過ぎないが、「努力してモテるようになった男性」の胸には、思いもよらない傷が刻まれている可能性もあるようだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤

qzoo【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日 
対象:全国20代~60代の男性679名(有効回答数)

(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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