オフシーズンの絶景!隠岐・西ノ島に「夕日のろうそく」

2016/05/10 11:00

隠岐諸島「西ノ島」鬼舞付近の様子
隠岐諸島「西ノ島」鬼舞付近の様子

大型連休が終わった。次の祝日は7月20日「海の日」。先は長い。

ただし「これから休める!」という人にはいい季節だ。あいにく沖縄・奄美は雨の季節を迎えてつつあるようだが、5月中旬から下旬にかけては、国内の広い範囲で天候が「晴れ」ベースの推移になる。


■旅先に選ぶなら?

隠岐汽船

国内旅行のベストシーズンは、むしろこれから。人出の面ではオフシーズンにあたるところも魅力だ。 天気はいいし、人は少ない。こんなシーズンには、マイナーな観光地や足の便が悪い離島などを目指すのもよい。印象に残る旅が期待できる。

たとえば、島根県沖の日本海に浮かぶ「隠岐諸島」。島々は、世界的にも貴重な地形・地質を目の当たりにできる「隠岐世界ジオパーク」に認定されている。

海が荒れると大いに揺れ、しばしば欠航する船の便も、大型連休明けは天候が安定していて利用しやすい。


■隠岐ジオパーク、見どころは?

隠岐諸島「西ノ島」赤尾付近の様子
隠岐諸島「西ノ島」赤尾付近の様子

隠岐4島のひとつ・西ノ島(島根県西ノ島町)は、同ジオパークの見どころが集中するエリア。フェリーを使うと本土から約2時間30分で、高速船なら1時間ほどで、それぞれ到達することができる。

西ノ島は「夕日の島」だ。その名の通り、4島では最も西側にある。日本海の眺望を遮るものはなく、「鬼舞」「赤尾」「国賀海岸」などの景勝地から夕景を存分に楽しめる。


■高さ40メートル「ろうそく岩」

観音岩

この時期の夕景では、ろうそくに見立てた国賀海岸の「観音岩」に赤い太陽が「ともる」様子が圧巻。観音岩は、上端までの高さ約40メートル。岩の上端と沈む太陽が重なるのはほんの一瞬だ。

西ノ島町観光協会によると、観音岩に太陽がともる時期は、おおむね初夏と秋に限られる。

初夏は4月20日~6月上旬。秋は8月の旧盆あたりから10月上旬。国賀海岸駐車場のほか、付近の遊歩道にも眺められる場所がある。日没時刻は、Webサイト「日の出日の入時刻方角マップ」を参考にできる。

とりわけ初夏は「晴れる」日が多いとされているだけに、この時期の旅では見逃せないポイントではないだろうか。

観音岩に火をともした太陽は、間もなく水平線に沈む。景色が見る見るうちに色味を失い、夜の闇が辺りを支配し始めたら、宿へ戻ろう。

なお日没の時間帯は、宿の夕食時間と重なることが多い。時間をずらしてもらうなど、あらかじめ相談しておくとよいだろう。

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(取材・文/しらべぇ編集部・前田昌宏上泉純

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