タヌキかと思ったらアライグマ?意外に簡単な見分け方が
この写真タヌキか、アライグマか? そう聞かれると、なかなか見分けられないという人もいるかもしれない。「タヌキ」で画像検索をしても、結構な数の「アライグマ」が出てくる(なぜか逆はほとんどないのだが)。
ちなみに、世界的にタヌキは珍しい動物で、英語で「Racoon dog」(アライグマみたいな犬)と呼ばれる。たしかに、なんとなく2匹はそっくりな気がするが、じつは簡単に見分ける方法があるのだ。
しらべぇ編集部では、実際に撮影した写真とともに見分け方を難易度別に紹介していきたい。
■難易度1:しっぽを見てみる
どちらもフカフカ、モフモフのイメージがあるが、じつはタヌキのしっぽは短め。反対に、アライグマはしっかりとした長さがあり、黒いシマ模様が特徴的だ。
しっぽはわかりやすく、ここさえ見えればそれだけで簡単に判断がつく。こちらの写真は、しっぽが短いのでタヌキだ。では、しっぽを見せてくれなかったら、どう判断するか?
■難易度2:顔を見てみる
しっぽが見えないなら、顔で判断するしかない。顔にも決定的に違う部分がある。それは、おでこから鼻にかけて黒い線があるかないか。この線があればアライグマ、と断定できる。
また他に判断できるのは、耳のフチ。黒ければタヌキ、白ければアライグマだ。こちらの写真は、線が入っていて耳が白いのでアライグマだとわかる。
■その他の見分け方
この他にも、見分け方はまだあって…
・手の形→アライグマはしっかりした指があるが、タヌキは犬や猫と同じ形の肉球
・手の器用さ→アライグマは器用。物をつかんだりするのはアライグマ
などがあるが、難易度2までで十分に判断できるだろう。ちなみに、一番初めの写真は…
・しっぽ→見えない
・顔→線がない
ので、タヌキのカップルだとわかる。
「実物を見たい!」という人は、都内近郊であれば吉祥寺・井の頭自然文化園、横浜・野毛山動物園などでタヌキを見ることができるので、会いに行ってみては。
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)