佐藤健主演で『何者』が映画化 学生からは「遅い」の声も

(画像は『何者』公式サイトのスクリーンショット)
(画像は『何者』公式サイトのスクリーンショット)

『桐島、部活やめるってよ』などの著作で知られる直木賞作家・朝井リョウの『何者』が映画化される。

同作品は、就職活動を迎えた5人の若者たちが主人公。現代の日本において、なにかと問題視される就活を、当事者である大学生の視点から描いた内容だ。

主要キャストを佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉など、今もっとも人気の俳優たちが演じることもあって、すでに大きな話題となっている。


■就活生からは「遅くね?」の声

しかし、一部では映画化に心配する意見もある。それは、本作品でカギとして使用されるTwitterに「一時の勢いがない」というもの。

たしかに、日本は世界でもトップクラスの「Twitter好きな国」だ。Twitter Japanが今年2月に発表した情報によると、昨年12月時点で月間のアクティブユーザーは3500万人。日本法人ができた2011年時に比べ、5.2倍に増加している。

しかし、現在ではInstagramが台頭、SNSの情勢は変わってきている。この件に関して、しらべぇでは就職活動中の大学生たちに話を聞いてみると…

「正直、Twitterは廃れてますね。ログインはするけど、それだけ。やっぱり炎上とか人間関係の揉め事がの嫌なので、大したことをつぶやかないようになってるんですよ。『何者』が発売された時みたいに、痛切に自分の一面を吐露したりはしないですね、僕の周りでは」(23歳・男性)


「『何者』は、就活もそうですが『SNSの私と本当の私』というのが主題だと思います。でも、同年代の若い人は、なかなかSNSで裏垢を作ったりしませんよ。意識高い発言も、余程の天然じゃないとしにくい世の中だし。もう少し前のほうが共感できた気がします」(21歳・女性)


そんな意見の一方で、ある理由で映画化に肯定的な人も。

「Twitterは廃れていると思うけど、作品の映像化という意味では、直木賞→桐島→何者という流れは決して悪くないと思う。なによりキャストがいいし、それだけで大学生は観に行くのでは?」(22歳・女性)


■Twitterで炙りだされる本音は良くも悪くも

sirabee160513nanimono10

なお、しらべぇ編集部の調査では、20代男女の3割以上が「Twitterを使っていて気が重くなったことがある」と回答。

『何者』の作中でも、若者たちの自意識、嫉妬、劣等感などがTwitterを通じて浮き彫りにされるが、現実でもそのようなことはあるようだ。いや、ありすぎたゆえ、SNSとの付き合い方が変化してしまったのだろうか?

映画版『何者』は10月15日から全国東宝系にて公開予定。原作は「傑作」の呼び声も高いだけに、興行成績が今から注目される。

・あわせて読みたい→テレビから干された?能年玲奈の再起が叶わない意外な理由

(取材・文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤

qzoo

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2015年6月20日~2015年6月24日
対象:全国20代~60代のTwitterユーザー510名(有効回答数)