驚き!名前を間違えられてもスルーするのはあの職業
人の名前には、由来や特別な意味があるもの。
とくに、日本の親は画数や語呂にこだわる傾向があり、中には読みにくい名前も存在する。「読ます気あんのか」と思うような個性的な名前の「キラキラネーム」も一時期話題になったが、やはり親が考えてくれた以上、間違えられるのはいい気がしないだろう。
■10人に3人は名前間違いをスルー
しかし世の中には「名前を間違えられても指摘しない」人が存在する様子。しらべぇ編集部が全国の男女1365人に調査を行なったところ、およそ3割が人に名前を間違えられても指摘しないと回答した。
■職業によってその差は歴然
データを分析すると、職業による名前に対しての意識の違いが見えてきた。しらべぇ編集部は主な3つの職業と、それぞれの業界で働く人々に話を聞いた。
まず、もっとも低い結果となったのは「会社経営者・自由業」で、それぞれ約23%だった。
「経営者なので、名前を間違えられるのは沽券に関わる問題。もちろん、自分も取引先の名前は間違えないようにしている」(40代・男性)
「フリーランスのため、自分を売り込むのも重要な仕事。ふりがな付きの名刺を持ち歩き、LINEも漢字とひらがな両方で登録している。名前を覚えてもらうことがダイレクトに収入に影響するため、間違えられたらそこで訂正しないと、のちのち自分が困ることになる」(30代・男性)
一方、「名前間違いを指摘しない」と回答したが多かったのは公務員。
「役所の窓口という仕事上、基本的にその場限りの付き合いで終わることが多い。名前を間違えられてもわざわざ指摘する人はそんなにいないし、気にしない」 (20代・女性)
「僕は教師ですが、そもそも名前で呼ばれること自体少ないです。普段先生と呼ばれているため、間違えられて指摘しようにもいまさら感がある。家族や友人以外の人には、僕の名前は先生だと思ってもらってかまわないです」(40代・男性)
おとなしくて、どこか事なかれ主義のイメージがある公務員だけに、名前くらいでごたごた言わないのがだろうか。ひとつの反応にも職業による違いが生まれるとは、なんとも興味深い。
(取材・文/しらべぇ編集部・大久保彩乃)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)