リピーターに聞く!バリ島ウブドに戻りたくなる理由とは?

2016/05/14 10:00

バリ
mihtiander/iStock/Thinkstock

アジア屈指のリゾート地として、世界中から旅行者が訪れるバリ島。ひとくちにバリ島といっても、エリアによって雰囲気は大きく異なり、バリ島リピーターのなかでもエリアごとに好みは分かれる。

バリ島中部のウブドもリピーターの多いことでも知られる街のひとつ。ウブドを愛してやまないリピーター達に、ウブドの魅力を語ってもらった。


■私たちがウブドに戻ってくるワケ

・Yさん,男性,40代

初ウブドは1998年。何度来たのか、もはや覚えていません。滞在期間は1週間~1ヵ月くらい。ウブドでは、プールに入ったり、美味しいもの食べたり、昼寝したり、本読んでまた寝たりと、だらだらして過ごしています。

ウブドの良さは、お気楽なところ。なんとなく人をくつろがせて、楽しい気分にさせてくれるところも好き。地元の人が気さくで人懐っこいので、さみしがり屋さんにはピッタリだと思います。実は、ウブドは嫁さんと出逢った思い出の地。人生も人生観もがらりと変えてくれた奇跡の地!


・Kさん,女性,30代

初ウブドは2000年。世の中がミレニアムと騒いでた頃です。リピート回数は10回以上で、短くて3週間、長いときは6ヶ月ほど滞在しました。滞在中は特に予定を組むことなく、友達に会ったり、現地での生活を楽しむようにしています。

ウブドの良さは、人のフレンドリーさ。結婚式や葬式、その他宗教行事に気楽に誘ってくれるし、実際に見せてもくれる。ウブドは人がとてもオープンなので、バリの生活が垣間見れて、バリ語を学びたい人にもオススメですよ。


バリ
Dmitry Berkut/iStock/Thinkstock

・Nさん,女性

2006年にウブドを訪れて以来、9回リピートしています。最長で2か月くらいいたことがあります。ガムラン音楽やバリ絵画に興味があり、雑誌やテレビで「芸術の村」とうたわれていたこともあって、バリ島で行くならウブドと思っていました。

来てみると、ほんとに期待を裏切らない感動がありました。ただリピートするようになったのは、帰国後に他の旅行とは違う、何か不思議な感覚に包まれていることに気づいたからです。強いていえば、身体がとても軽くなっている、雲につつまれているような感じで、その感覚は1か月程も続きました。

さらに2度目の滞在中に、有名ヒーラーのアルサナ氏のマッサージで至福の体験をしたことで、自己探求が始まり、興味は芸術やマッサージから徐々にヨガへと移行しました。

もう一つウブドに惹かれる理由は、自然の美しさです。ライスフィールド、ヤシの木、バナナの葉などを眺めていると時を忘れます。ウブドに流れる空気はゆったりとしていて、あるがままにいさせてくれる、それでいて力強く、こちらまでもエネルギーを与えてもらえる感じがします。それらはウブドの自然のパワーと、そこに暮らす人々の精神性のおかげだと思います。自分を解放したいと思っている人には、ウブドはおすすめの地です。


・Tさん,女性,40代

1996年の新婚旅行が初ウブド。そのときは慌しい日程で満喫できなかったことが心残りでした。その後はバリ島の南部エリアを訪れていましたが、何かしっくり来なくて……。ウブドに行ってみたら、以前会った人が自分の名前を覚えていてくれたのが嬉しくて、いつの間にか30回以上もリピートするようになっていました。

かわいいお店が多いので、きっちりプランを立てなくてもウロウロするだけで楽しく過ごせます。宗教行事を目にすることも多いので、バリのカルチャーに興味がある人にはオススメしたいですね。


■ウブドリピーターは南部が苦手?

今回、しらべぇ取材班のインタビューでは、4人中3人が南部のビーチエリアが苦手と回答した。バリ島=ビーチという印象を持つ方は多いことだろう。ウブドリピーターにとっては、南部の暑さが厳しい上に、人も気ぜわしく感じるようだ。


ウブドはバリ島のイメージを、良い意味で覆してくれるエリアかもしれない。

(文/しらべぇ海外支部・平理以子)

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