なでしこジャパンも訪れた!鹿児島のパワースポット&グルメ
こんにちは。鰹節の生産量、日本一の鹿児島県枕崎市で鰹節屋を営んでおります「出汁男」こと中原晋司です。
4月中旬に、熊本県・大分県を中心に大きな被害をもたらした大地震。被災者の皆さまの、1日も早い日常生活復帰を祈念しております。
そんな九州地方を少しでも元気にするべく、九州・鹿児島県薩摩半島南部(南薩摩)において、ゲン担ぎのできるスポットやグルメをご紹介します。
■なでしこジャパンも訪れたパワースポットの参拝方法がすごい
鹿児島市内から車で約80分、南九州市頴娃町(えいちょう)にある「射楯兵主(いたてつわものぬし)神社」は、通称「釜蓋(かまふた)神社」と呼ばれ、勝負の神様をまつっています。
女子サッカーの「なでしこジャパン」をはじめ、多くのスポーツ選手や芸能人の方々がゲン担ぎに訪れることでも有名です。
釜蓋神社で面白いのは参拝方法。頭にお釜のふたをのっけて、落とさずに鳥居からおさい銭箱までたどり着けば願いが叶うと言われています。多くの参拝客がお釜のふたを乗せているさまは、なかなか見られない光景です。
■日本の最南端と最北端のコラボした鰹の大トロ丼が絶品
次に、縁起の良いグルメをご紹介します。釜蓋神社から車で約20分。枕崎市には、「昆鰹(こんかつ)枕崎鰹大トロ丼~寿~」と呼ばれる、鰹の腹身の竜田揚丼があり、枕崎市内の7つの飲食店で食べることができます。
じつは、本土最南端の枕崎市と、最北端で昆布の産地である北海道稚内市は「コンカツ(昆鰹)プロジェクト」を立ち上げており、両市は縁結びの神さまのいる島根県の出雲大社で結婚式を挙げ、夫婦都市宣言をしております。
この「コンカツプロジェクト」では、両市の昆布と鰹を使った商品開発を行なっており、その商品のひとつが「昆鰹枕崎大トロ丼~寿~」というわけです。
このグルメには、たくさんの縁起物の食材がつまっていて…
・タカエビ(エビは長寿の象徴とされる)
・鰹の腹身(鰹節を作るときにとれる珍味と重宝される)
・鰹節(勝男武士と呼ばれ、結婚式の引き出物に使用される)
・利尻昆布(よろこぶ)
マグロでいうトロの部分である、鰹の腹身のぷりぷりとした食感と、昆布と鰹のだしのうまみが絶妙なおいしさです。
この時期の鹿児島は、気温もほどよく、快適に過ごすことができるベストシーズン。ゲン担ぎにぜひ、鹿児島のパワースポット&グルメを楽しみにきてください。
【射楯兵主神社(釜蓋神社)】
住所:鹿児島県南九州市頴娃町別府6827
【だいとく】(「昆鰹 枕崎鰹大トロ丼」を提供しているお店)
住所:鹿児島県枕崎市折口町17
営業時間:11:00~16:00/17:30~21:00
定休日:不定休
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(取材・文/しらべぇ編集部・中原晋司)