鮮やかな犯行!ほぼ動かないナマケモノのエサを盗むリスザル

2016/05/16 11:30

 ※画像はYouTubeのスクリーンショット
※画像はYouTubeのスクリーンショット

一日に20時間以上寝ており、活動中もエネルギー消費を抑えるためにほとんど動くことがないナマケモノ。

彼らだって当然エサを食べなければ生きてはいけないのだが、エサを食べるのがあまりに遅すぎたため、横から出てきたすばしっこいリスザルにヒョイッと奪われてしまう。

■食べるのが遅すぎた
画面の左右に張られた綱にぶら下がって、エサの人参のかけらをもぐもぐしている一頭のナマケモノ。ただし、そのペースはトロ臭いの一言であり、一時間後にまた来てもまだ食べてそうな気すらする。

そこへやってきたのが、いかにも敏捷さがウリですと言った小型の猿、リスザルだ。綱の上を造作もなく渡ってきたと思ったら、自分よりずっと身体が大きいナマケモノからひったくるように人参を奪ってしまう。まさに無慈悲。

■諦めるのも早い

さすがに目の前でごちそうを盗まれたのに腹を立てたのか、腕を上げて形ばかりの抵抗を試みるナマケモノ。しかし相手はサーカスの曲芸師なみのすばしっこさをもった相手であり、一日中ほとんど動かない動物が追いつける相手ではなかったようだ。

身体の小さなリスザルにまでこんな風にナメられてしまうなんて、人間によってナマケモノという不名誉が名前がつけられたのもある意味仕方ないのかもしれない。

■今まで絶滅してないのが不思議

一方で、ナマケモノは限りなく省エネに特化する方向に進化した生き物であるため、一日にたった8gしかエサを食べなくても生きていけるらしい。さらに、摂取した食べ物を消化するのに一ヶ月かけるというからとんでもない時間感覚で生きているのは間違いない。

その代わり、消化されるのが遅すぎてエサを食べているのに餓死してしまうこともあるというナマケモノ。本当にこんな調子で今までよく絶滅しなかったものだ…。

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(取材・文/しらべぇ編集部・びやじま

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