「イケメンなら許されるのか!」松潤のダジャレにオヤジが激怒
嵐・松本潤主演のTBS日曜劇場『99.9‐刑事専門弁護士‐』が好評だ。その理由のひとつが、松本演じる主人公の弁護士が繰り出す「オヤジギャグ」。
「電話をしてもだれもでんわ」「いただきマングース」「時間がオーバー久美子」など寒いダジャレが乱れ飛んでいる。
普通のおっさんがそのようなギャグを飛ばせば「さむっ」と眉をひそめられてしまいそうだが、視聴者の間では女性を中心に「おもしろい」、「かわいい」などと好意的にとらえられているようだ。
■オヤジギャグ愛好家から不満の声
一方で「難解ホークス」、「この映像はええぞ~」など、職場などで場を盛り上げるためにダジャレを飛ばす人からは不満の声が出ているらしい。
アンケートサイト「マインドソナー」で「 職場のオヤジギャグ対応に苦しんだことがあるか」聞いたところ、約3割が「ある」と回答。
逆にいえば、「苦しまれている人」が確実に存在。肩身の狭い思いをしていると思われるだけに、発する人間がイケメンというだけで同レベルのギャグが受け入れられていることについて、憤りを持つ人がいても不思議ではない。
■愛好家は激怒している
オヤジギャグを飛ばすことに命をかけているというTさんに話を聞いてみると…
「私はオヤジギャグで有名な将棋棋士の豊川孝弘七段に感化され、『そんな手があったかご飯』『それはイカンガー』『人が大井競馬場』などと職場でさまざまなダジャレを飛ばし、場を和ませようとしています。しかし、鼻で笑われることも多く、とくに女性からは冷たい目で見られます。
自分としては一種の言葉遊びとしてギャグに芸術性を持たせており、意地とプライドをもって披露しているのですが、『電話にだれもでんわ』なんて小学生レベルのめちゃくちゃつまらない本当の『駄』ジャレが、イケメンが発したというだけで評価されるのは頭にきます」
共感できる人は少なそうに思えるが、普段からオヤジギャグを飛ばし、冷たい視線を浴びている人間にとっては松本のギャグが評価されることについて受け入れがたいものをもっているようだ。
やはり、イケメンなら何をしても許されるということか。
(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)