これは神々しい…!アルビノのタヌキに会える動物園とは
突然変異で白く生まれた動物のことを、「アルビノ」という。白く美しい姿や赤い目、その希少性で、古くから信仰の対象になっているのだ。
そんなアルビノのタヌキが、日本国内で見られるとか。しらべぇ取材班は、長野県飯田市にある「飯田市立動物園」へと向かった。
■動物園にタダで入れる!
飯田市立動物園は、なんと入園無料! それなのにアムールヤマネコやミーアキャットなど、40種類以上の動物がいるのだ。そのため、観光客よりも地元の人々にとっての人気スポットになっている。
入り口近くには、こんなかわいい豆汽車が走っている。親子に大人気だ。
動物園の中に入ると、たくさんの動物がお出迎え。ミーアキャットに餌をやると、はしゃぎまわる姿を見ることができる。
他の動物も満喫し、いざアルビノタヌキの元へ向かった、のだが。
■「アルビノタヌキ」とご対面…のはずが
いない。どこを見てもいない。
飼育員さんに話を聞くと、かなり高齢のため日によって出てこないこともあるという。さすがに無理は言いえず、諦めかけた…そのときだった。
白いモフモフが…! アルビノタヌキの登場だ! 光を浴びた姿が、遠目でも神秘的である。
■おばあちゃんになっても神々しい
肌寒かったため、すぐにイソイソと木の中に入っていく。檻のそばに置いてあるため、ここに来てくれると来園者から見やすい。
振り向いた姿がこちら。たしかに年を取っている感じはあるが、神々しさは失っていない。普通のタヌキは鼻・肉球ともに黒いのだが、綺麗なピンク色だ。タヌキだ、と言われなければわからないかもしれない。
白変種(毛だけ白く、鼻や肉球が黒い・目が赤くない)タヌキであれば、目撃情報があったり、動物園にいたりするのだが、アルビノタヌキは本当に珍しいそう。他には、三重県の「大内山動物園」で飼育されている。
近くに行った際には是非立ち寄って、その神秘的な姿を実際に見てみてほしい。タヌキのイメージが変わるかも!
【飯田市立動物園】
長野県飯田市扇町33
9:00~16:30(※休館日:月曜日、祝日の翌日、年末年始)
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)