アイスコーヒーは「アイムソーリー」でも通じる?実験してみた
発音の似通った言葉は、この世にたくさんある。そのひとつのペアとして「アイスコーヒー」と「アイムソーリー」が挙げられる。しらべぇ編集部では、次のテーマを検証してみたい。
アイスコーヒーを頼むときに「アイムソーリーください」と言っても、果たして店員に通じるのか。
ルールは簡単。任意のお店へ出向き、真顔で恥ずかしがらずに「アイムソーリーください」と言うだけ。通じなかった場合は、3回目に「アイスコーヒーください」と言い直してよい。
メンタルがやられる恐れがあるため、検証する店の数は3つが限界だ。さっそく、取材班は動いた。
①「アイムソーリー」in おしゃれなカフェ
新宿区某所。そのカフェは、打ちっ放しのコンクリートがカッコいい、若い男女に人気のお店である。先にカウンターで注文するシステムだ。
「いらっしゃいませ」
若い男性店員が明るく出迎えてくれる。カウンターに置かれているメニューにはドリンク類が充実。アイスコーヒーも、もちろん、あった。心臓が高鳴る。
--あのう…アイムソーリーください。
「えっ?」
--アイムソーリーください。
「えっ…と」
店員の、困ったような表情。
「もう一度、お願いできますか?」
--アイスコーヒー…ください。
全然、通じない。これが最初のお店での検証結果だった。傷ついたメンタルに、アイスコーヒーが沁みた。
②「アイムソーリー」inマクドナルド
お昼である。テリヤキマックバーガーのセットを頼む。セットには、サイドメニューとドリンクがつく。
「サイドメニューはいかがなさいますか?」
20代と思しき女性店員が丁寧に言う。
--サラダでお願いします。
緊張のためか、ふだん頼んだこともないサラダを謎に注文してしまう。
「ドリンクのほうも、お選びください」
これはイケるかもしれない。次に客の口から出てくる言葉が「ドリンク」であるという前提が、こうもハッキリとあるのだ! 期待できる。
--アイムソーリーください。
「えっ」
--アイムソーリー…。
店員さんが「?」という感じで見つめてくる。耐えきれなかった。
--アイスコーヒーにします。
これが現実だった。本日、2杯目のアイスコーヒーをぐっと飲み干す。 とうとう、ラストチャレンジへ。
③「アイムソーリー」inセブンイレブン
--アイムソーリーください。
店員の方は中年くらいの女性だった。
「えっ?」
もっともな反応である。ここでも、だめか。諦めかける一歩寸前、最後の望みとして、取材班はこう頼んでみる。
--アイムソーリーのレギュラーください。
「あっ…アイスコーヒーですね。あちらのアイスボックスの中から、専用のカップをお持ちになってください」
通じた! 最後にして、やっと。
ご存知の方も多いだろう。セブンイレブンのアイスコーヒーには、「レギュラー」と「ラージ」の2種類があるのだ。
■検証結果
「アイスコーヒー」を頼むのに「アイムソーリー」と発音するのでは、通じにくい。ただし、サイズなどの情報を加えると「アイスコーヒー」として取ってくれる場合もある。
恥ずかしさで相当メンタルがやられるため、「実際にやってみては?」とおすすめはできない。だが、勇気あるチャレンジャーはぜひともやってみてほしい。
ただ、店員さんを困らせてしまうので、言い直しは2回までだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・倉木春太)