キャンプの焚き火で焼く『かつおのたたき』が究極に美味
夜でも暖かい時期になり、キャンプや釣りなどのアウトドアが楽しいシーズンになってきた。バーベキューでは焼肉や焼きそばが定番だが、最近キャンプにハマっている記者のイチオシは『かつおのたたき』である。
いまではキャンプに行ったら必ず作ってしまうほどなのだが、なぜかつおのたたきがキャンプ料理になるのか? その魅力をお伝えしよう。
■海近くのキャンプ場はねらい目
まず、海近くのキャンプ場周辺にはだいたい地元の鮮魚店や、地場産の魚介類を多数置いてあるスーパーや道の駅がある。
とくに日本一のかつおの水揚げ量を誇る勝浦周辺から九十九里あたりの外房の鮮魚店は、勝浦産のいいかつおをさばいて売ってくれる。
都内のスーパーだとあまりたたきに適した皮付きのかつおはお目にかかることは無いが、ここなら入手は簡単だ。
■焚き火でかつおを焼く
かつおを鮮魚店で買ってキャンプ場に着いたら、テントやタープを設営し夕食の時間になったら、さっそく焚き火台で火を起こす。
長めのスキュアー(鉄串)にかつおを刺したら、さっそく焚き火で焼いていこう。
写真を撮影した日は風が物凄く強かったので全身に火の粉を浴びながらかつおを焼いたが、風のない日で耐熱グローブを付ければ安心だ。
心配な人はさらに長いスキュアーを使うか、2本使って横に刺せばある程度火から距離を置きつつかつおを焼くことができる。
■冷やせば絶品のたたきが完成!
焼き終わったらあらかじめ用意しておいた氷水にかつおを投入し、一気に冷やす。
冷やし終わったら包丁で切り、薬味をのせれば絶品のかつおのたたきが完成! 家庭では絶対に出せない高火力で焼いた、焼き立てのかつおのたたきは絶品。キャンプでしか楽しめない美味しさである。
■山側ではサーモンがおススメ
ちなみに山側のキャンプ場でも、近くに大型の鮮魚店があればかつおを入手することは時期であれば可能な場合がある。
また、かつおでなく山の養魚場で育てられた大型のサーモンも同じようにたたきにすると絶品だ。キャンプ場でぜひ試してみてくれ!
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)