横断歩道の信号が点滅したら止まるのは少数派!法的にはどうなの?
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という言葉もかつて流行したが、「青は進め」「赤は止まれ」というのが信号のルール。
しかし、黄色信号や横断歩道の信号が点滅したとき、どうするか迷う人は少なくないだろう。そこでしらべぇ編集部では、「横断歩道を渡る前に信号が点滅したらどうするか?」を全国20〜60代の男女1365名を対象に調査した。
■6割は「点滅しても止まらない」
忙しさが加速する現代の日本。信号が点滅を始めたら止まって次を待つのは少数派で、4割にとどまった。さらに男女・年代別に見てみると…
■若い男性は急いでる?
点滅したら止まる割合がもっとも低かったのは2、30代男性。女性では3、40代の低さが目立ち、40代では全世代で唯一、男女の逆転が見られる。
若い男性と中年女性は、時間に追われる現実があるのかもしれない。
■点滅したらどうするべき? 法律的には…
どうすべきかがはっきりした赤や青と違って、点滅したときの行動はたしかに悩ましい。しかしじつは、法律的には明確に定められている。
「道路交通法施行令」第2条によれば…
・渡る前に点滅している時:横断を始めてはならない
・渡っている間に点滅した時:すみやかに渡り終えるか、引き返す
今回の調査でいえば、「渡る前に点滅していても止まらない」と答えた約6割は法律違反ということになる。
■自動車より多い歩行中の事故死
警察庁が今年5月に発表した「交通事故統計」を見ると、歩行中の死者は自動車に乗っている時を上回る。
罰金などがないためについ油断しがちだが、自らの身を守るためにも法律を守るようにしたい。
(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代男女1,365名(有効回答数)