汚ないと潰れる?飲食店の評価は「トイレで決まる」のか

2016/05/28 09:00


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Design Pics/iStock/Thinkstock

飲食店に行き、お店の雰囲気も良くて料理も美味しいのに、トイレを見て「ギョッ!」とした経験はないだろうか?

お酒や料理、店員の接客態度などは、お店の評価対象としてよく取り上げられるが、果たしてトイレは…。しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,365名を対象に調査を実施した。


■6割がトイレが汚かったら「もう行かない」

飲食店トイレ

「飲食店のトイレが汚かったらもう行かないか」を聞いたところ、6割越えの人々が「もう行かない」と回答。

やはり飲食物を扱うお店で、トイレが汚かったら衛生面も心配になる。そうしたストレスから落ち着いて食事も楽しめなくなり、再訪したいとは思わないようだ。


■女性は汚いトイレはイヤ

飲食店トイレ

さらに性年代別で見ると、20代男性を除き、各世代で過半数を超えている。また、年代が上がるにつれて、汚いトイレに嫌悪感が強いとも明らかに。

また、立って用を足すことができる男性よりも、便座に座らなければならない女性のほうが、より「もう行きたくない」と思ってしまうようだ。


■実際に「もう行きたくない」と思った人も

では現に、飲食店で汚いトイレに遭遇して「もう行きたくない」と思った経験のある女性に話を聞いてみた。

「六本木にできたオシャレなカフェだったんですが。トイレが店内から一歩外に出たところにあり、公衆トイレのような雰囲気で、さらに男女兼用でした。


男性が便座を上げずに用を足したようで、便座には黄色いしぶきがついているし、トイレ特有の異臭もすごくて…。『もう行きたくない』のを通り越して、すぐにお店を出ました。


素敵なお店だったんですが1年足らずで潰れていたので、私は『トイレが原因だったのでは?』と思っています」(女性・30歳)


やはり飲食店のトイレの汚さは、お店の評価を大きく左右するようだ。近年はトイレにアロマの香りを漂わせたり、アメニティを置いたりなど、ホテルのようなサービスをするお店も少なくない。

トイレですら心地よく過ごしてもらえるようにと、気遣いの気持ちがあるかないか…。お店の真の気持ちは、トイレにこそ表れるのかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・オレンジおっかさん
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【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
 調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:「全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)

トイレ飲食店調査
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