オバマ大統領の広島訪問 日本人はどう評価したか
歴史は彼にどのような評価をあたえるのだろうか。
27日、アメリカのバラク・オバマ大統領が被爆地広島県を訪問。平和記念公園で献花したのち、「広島、長崎が核戦争の夜明けとして知られる未来ではなく、私たち自身の道義的な目覚めとなる未来」などと演説。
さらに、被爆者2人と対面し、握手と会話を交わした。アメリカの現職大統領が広島を訪れるのは史上初で、歴史的にみて意義のある出来事ではないかとの声も多い。
■評価する声も
https://twitter.com/negawa/status/736412917453705216
一方で「謝罪がなかった」「過去のことを度返ししすぎている」などの批判もあるようだ。
オバマの演説はさほど評価できるような点はなかったと思う。加害と被害の関係に踏み込んだ演説ではなかったから。未来志向の演説とNHKは言っていたけど、未来志向って、過去の加害と被害の関係を無視することから始めるものではないので、NHKは相変わらずダメだなーと思いもした。
— 胃弱 (@bushiparade) May 28, 2016
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■オバマ大統領の評価は史上最悪?
「Change」「Yes, we can」をキャッチ・フレーズにアメリカ国民から「変革」を期待されて大統領職に就任した同氏だが、その評価については意見がわかれるところ。
アメリカ・キニピアック大学が2014年に実施した「第二次世界大戦後で最悪の大統領は誰だと思うか」という調査では、オバマ大統領が戦争に明けくれたと批判されるジョージ・ブッシュ氏を抑え1位となっている。
では、日本国民の評価はいかほどなのか。しらべぇ編集部では「バラク・オバマ大統領は有能だったと思うか」聞いてみた。
結果、「思う」と答えたのは4割で、6割が「有能ではない」であると感じていることが判明。変革を掲げながら、目に見えた変化を与えられなかったことや弱腰な外交政策などが日本人の目からみても期待外れで能力がないと感じるのかも。
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■日本国民は8年の働きをどう評価するのか?
日本国民に今回の訪問やオバマ大統領の評価を聞いてみると
オバマ大統領は今年で2期8年の任期を終え退任する。歴史は彼にどのような評価をあたえるのだろうか。
(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1,378名(有効回答数)