火災で甲羅を失ったカメに3Dプリンタ製甲羅がプレゼントされる
森林火災で甲羅の大部分を損失してしまったリクガメのフレディさんに、獣医さんと3Dデザイナー、そして地元の画家が協力して作った3Dプリンタ製の甲羅をプレゼント。
3Dプリンタで動物の甲羅を作ったのは、この試みが世界初だという。
■火災でボロボロになってしまったフレディ
激しい森林火災によって甲羅の85%を失い、さらに四肢に火傷を負ってしまったフレディ。元々は野生のリクガメだが、人間に保護された時に『エルム街の悪夢』からとって「フレディ」と名付けられたそうだ。
硬いカメの甲羅が一体全体どのようにしたらそれほど失われるのか想像がつかないが、意外と高熱には弱いということなのだろうか。
■見た目には違和感なし
見るも無残な姿のフレディに、地元の人々が協力して作ってあげた3Dプリンタ製の甲羅。複数のパーツから構成されており、外側は本物の甲羅そっくりに見えるよう画家がリアルな塗装を施している。
つけ心地を聞いてもフレディは答えてくれそうもないが、少なくとも甲羅がなくて心細い思いをするよりはずっと快適そうだ。
■3Dプリンタの可能性
人間の義手や義足も3Dプリンタを使ってどんどん作られているし、最近では事故や病気で足が動かなくなってしまったペット用の義足なんてものも生み出されている。
今回は甲羅だったけど、これからどんどん3Dプリンタによって世界初の出来事が増えていくのかと思うと素晴らしい。
あわせて読みたい→「OIOI」の読み方を勘違いしていた人の割合 20代の2割が…