「異業種交流会」で本当にあったとんでもない体験5選
営業担当の新規開拓方法の手段のひとつとして、異業種交流会への参加がある。会費として数千円を支払えば、参加者同士で名刺交換会ができるというものだ。
一見効率がよさそうだが、実際には交流会は玉石混合でありとんでもない体験をした人もいるとのこと。しらべぇ取材班は、このような会に参加した人に失敗談を聞いてみた。
①健康になる水や高額の目覚まし時計…まるでオカルト
「お客様からの紹介で、『100名ほど集まるし、商品をみんなの前で紹介できるよ』ということだったので参加しました。その言葉のとおり、たしかに周囲の人と名刺交換はできたのですが…他の会社が紹介するサービスに驚きました。
健康になる水や何十万もする杖、睡眠療法のための高額の目覚まし時計などなど、まるでオカルト交流会のようだったんです。怖いので、理由をつけて先に失礼させていただきました」(30代男性・事務機器関連企業勤務)
②仕事に関係のないしつこいエステの勧誘
「真面目なビジネス交流会ということで参加してきました。主催者自体は交流会のベテランで、非常に真面目な運営をされているようでしたが、参加者の中に美容系やネットワーク系の方がちらほら。何らかのエステを受けるとこれだけ痩せるだとか、明日空いているかなどしつこく聞かれました。
仕事の時間とお金を使って来ているので、参加した際には成果の報告が必要ですし、関係ない話をされると迷惑ですよね。その後、別の交流会でもお会いしましたが、まったく同じ話を私にしていました。話をした人の顔くらい覚えておけという気持ちです」(20代女性・サービス業勤務)
③見るからに怪しい雰囲気の人が
「男性で腰までの長髪でサングラス姿、見るからに怪しい雰囲気の人がいました。どうも私と名刺交換をしたいようで、他の人と話していると待機されていました。
怖いのでお手洗いにいくふりをして避けていたのですが、そもそもビジネス交流会に参加するような客層がいるとも思えないですし、何が目的かも不明で怖かったですね」(20代・IT関係企業勤務)
④大手の孫会社勤務のはずが、出会い系のメールを送付
「最初に名刺交換をした際に、某大手メーカーの孫会社の名刺を渡されたのでそつなく交換して終了したのですが、次の日から毎日メールが来るようになりました。なんと『出会い系』のメールです。『詳細は返信してください』という趣旨で締めくくられていました。
勝手に送付してくることも嫌ですし、何より会社のメールアドレス宛てはおかしいですよね。返信するわけないじゃないですか。今思うと、名刺もよれよれだったので、昔勤務していたのか他の人の名刺だった可能性もありますね」(30代男性・IT関係企業勤務)
⑤マナーが悪すぎる人ばかりで不快に
「参加者数はそれなりに多かったのですが、ほとんどがビジネス対象にならないような方ばかり。主催者が元々ネットワークビジネスでそれなりに成功していたこともあり、『ただただお金が欲しい』『人脈を作りたい』という無目的な人を集める能力に長けていたそうです。
とにかくマナーが悪く、交流会中になぜかスマーフォンでしきりに自撮りをしたり、鼻をかんだティッシュを捨てずに置いていたり、飲んだペットボトルをそのままにしておいたりと…気分が悪くなりました」(40代男性・教育関連企業勤務)
1回数千円を支払えば、気軽に名刺交換ができる異業種交流会。有意義な時間となることもあれば、よく調査をしてから参加しないと、とんでもない目に遭うこともあるようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季)