危ない!「歩きタバコ」の火が手にぶつかりそうになった割合は…
公共ルールの中でも、最も迷惑なことのひとつとも言われる「歩きタバコ」。火がついたタバコを持ち歩くことは、人を傷つける可能性がある。では、実際に歩きタバコの被害に遭いそうになった人はどれくらいいるのだろうか?
■「歩きタバコの火が当たりそうになった」人は約3割
しらべぇ編集部が調査をしたところ、32.2%もの人が「歩きタバコの火が手に当たりそうになったことがある」と回答した。およそ3人に1人が「危ない!」と感じたことがあるようだ。
■歩きタバコがぶつかっても謝罪はなし?
では、実際に歩きタバコの火が当たったことがある人々は、歩きタバコの張本人にきちんと反省してもらえたのだろうか。しらべぇ取材班は、歩きタバコの火が肌にぶつかったことがある女性2名に話を聞いてみた。
「繁華街でギャル男が歩きタバコをしていたんです。しかもタバコを持った手をかなり大きくブラブラさせていたので『やだな』と思い…さっさと横を通り過ぎようとしたときに、手の甲に当たりました。
文句を言ったらギャル男は謝罪するどころか、『タバコを吸っていると見てわかるだろう。避けないお前が悪いんだ!』と…」(女性・32歳)
「一見すると清楚な女性が、目の前で突然歩きタバコをし始めました。いきなり吸い出したので、私も気づかずに、タバコの火が思いっきり手首にぶつかり…。
しかし、女性は『あっ。すいませ〜ん』の一言だけで、悪びれる素振りもありませんでした」(女性・25歳)
歩きタバコがぶつかっても誠意のある謝罪をしてもらえないどころか、逆ギレしてくる人もいるようだ。歩きタバコをしている人は「歩きタバコ=周囲に迷惑がかかること」を自覚していないのだろうか?
■歩きタバコをして警察沙汰になりかけた人も
またしらべぇ取材班は、過去に「歩きタバコをした経験がある」という人にも話を聞くことができた。
「歩きタバコをして他人にぶつかったことがあります。たいした怪我にはならなかったのですが、大騒ぎをされ『警察を呼ぶ』とまで言われて…
『前科がつくのかも』と怖くなって、その場で慰謝料として財布に入っていた2万円を渡して許してもらいました。
この事件が起こるまでは、自分の歩きタバコが人を傷つけるなんて考えたこともなかったです。この日以来、歩きタバコはしていません」(男性・32歳)
ほんの「一本吸いたい」という気持ちが、他人に怪我を負わせてしまったり、また自分自身にも被害が被ったりするのかもしれない。いかなる理由があろうとも絶対に守るべき公共マナーと言えるだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・オレンジおっかさん)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)