ローストビーフの天丼?てんやの期間限定メニューが挑戦的なウマさ
ローストビーフ……牛肉の塊を、中をほんのり赤みの残った状態で蒸し焼きにした、イギリスの伝統料理。日本でも専門店が登場したり、自宅でフライパンを使った美味しい調理法が紹介されるなど、近年注目を集めている。
そんなローストビーフと天丼チェーン店『天丼てんや』がコラボレーションを果たした。
てんやには「ハンバーグ」や「牛タン」といった肉天丼シリーズがある。その新作がローストビーフ天丼というわけだ。これまでのローストビーフの概念を覆したてんやわんやの一品。一体どんな味なのだろう。
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■ローストビーフと天丼の融合
期間限定発売が開始となったのは「てんや風ローストビーフ天丼」と「のどぐろと空豆の天丼」。ローストビーフとのどぐろ、どちらも天ぷらを単品で注文可能だ(各150円)。
ローストビーフ天丼には、ローストビーフ天が3枚、ポテトサラダ天、インゲン天が乗っている。
タレはドミグラス、西洋わさびのレホールが盛り付けられ、従来の天丼とは趣が違う!
ローストビーフ天は、ローストビーフの魅力であるジューシーさを残したまま、表面をカリッと揚げている。
ローストビーフを揚げることで中まで火が通りすぎ、食感が硬くなってしまうことを危惧していたが、ローストビーフ本来の柔らかさ、旨みが堪能できた。
また、西洋わさびのレホールも良い。わさびの風味は強いが辛さは弱く、スッキリとしたアクセントとなり食欲を刺激する。
ポテサラ天はてんやファンにとってなじみ深い、不定期で復活する人気メニュー。サクサクの天ぷらの中からふわトロのポテトサラダがはみ出てくる、口に楽しい一品だった。
洋風と思われる食材、味付けながら、全体的にバランスがよく、あくまでも天丼として最後までおいしく味わうことができた。
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■天丼の新たな扉が開いた?
諸説あるが、天丼は1830~1840年代に浅草や新橋で発祥した、歴史ある江戸の料理。今なおその系譜は脈々と受け継がれ、多くの人々に愛されている。
ローストビーフにドミグラス、西洋わさびにポテサラ…。これまでの歴史から考えられない進化を果たしたローストビーフ天丼。新たな天丼の歴史がここから始まるのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・サバマサシ)