水洗トイレはどうやって流れているのか!トイレ博士が解説
トイレ博士・佐藤満春です。
皆さんは毎日トイレに行ってることと思いますが、毎日向き合っているトイレを流す仕組みについてご存知ですか??
当然のように流しているあのタンク式トイレも、中ではかなり巧妙な仕組みになっているんです!一般的な水洗トイレはロータンク呼ばれるものが多いです。
大と小のレバーがあると思いますが、そのレバーを回すと、ゴムのフロートと呼ばれるものが引き上げられ、水が便器に流れていくという、単純な仕組み。そのときに浮き球が水位とともに下がることで、ボールタップが開き、タンクに水が溜まっていきます。実にうまいこと出来てます!!
この、タンク式トイレは一回に流す水量が古いタイプのもので一回に20リットル。そこから13リットルになり、後に、水量10リットルを切るタンク式トイレも誕生しました。
最近ではタンクレストイレも増えておりますがこのタンクが無いトイレは、水道に直接圧力をかける「水道直圧式」などの採用により圧倒的に水量を減らすことに成功しました。一回の洗浄水量で4リットルほどのものも商品化されています。
ほんの10年くらい前までは20リットル必要だとされていた水量が、今や4リットルになっているんです。これは企業努力の賜物です。
水洗トイレの発展は世界的な水不足に備えて、「水量をいかに減らすか?」という技術革新と共にありました。水洗トイレの仕組み、いかがでしたでしょうか。タンク式のトイレはタンクの中が貴重なバランスで作られているため、慎重な取り扱いをお願いします。
それではまたどこかのトイレでお会いしましょう。
ジャー。
(文/どきどきキャンプ・佐藤満春)