検証!トイレ内での希少な経験が招く「寝耳に水」の不幸とは
最近のトイレは、使い勝手が良くなった。家庭内ではもちろんのこと、外出先で入るトイレの中には、快適さのあまり「住んでもいい」と考えてしまう居住性を備えた物件まで見受けられる。
とりわけ「不潔」「悪臭」といった要素は緩和され、それなりに清潔で臭いもなく、フルオートの便座に荷物台が備わり、冷暖房まであったりする。 照明または霊感的なところも含め、「暗くて人の気配がなく危険」といったムードは影を潜めつつあるようだ。
ひと昔前とは言わないが、ふた昔前なら想像もつかない「トイレの進化」といえるだろう。
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■洗浄便座の悲劇
進化といえば、温水洗浄便座の普及も著しい。家庭はもちろん不特定多数の人が使う駅や商業施設、街角の公衆トイレでも珍しくなくなった。
温水洗浄便座は、慣れない人が着座せずに洗浄機能を働かせてしまうことで、洗浄水を噴水のように暴発させる事故が絶えなかったとされるが、最近のモデルには対人センサーの装備があって、事故を起こさない配慮がある。
しらべぇ編集部の調査でも、「洗浄水を暴発させたことがある」という人の割合は4.5%に過ぎなかった。
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■「スイッチ」を入れたのは?
さらに調査を進めると、「洗浄水を暴発させたことがある」という人は「信じていた人から突然、裏切られた」という経験を併せ持つ人の割合が大きく8.4%。暴発の経験がない人(2.5%)に比べると、3倍を超える。
すなわち暴発経験者は、人からもトイレからも裏切られやすいという不幸の星を背負っているようだ。
ただし裏切りにせよ暴発にせよ、何らかの「スイッチ」が入った原因は自らの「不適切」にあるかもしれない。寝耳に水の不幸を嘆く前に省みてみるのも悪くはないだろう。
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(文/しらべぇ編集部・前田昌宏)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1,378名(有効回答数)