コンビニアイスはどれが一番ウマい?1ヶ月かけて検証(13日目)
6月の間、毎日コンビニの低価格アイスを食べて1位を決めるこの企画。本日は「やっぱりこれが一番ウマい!」という声の多い、超定番の一品の紹介だ。
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■パルムのウマさを改めてレビュー
森永乳業から発売されている「PARM(パルム)」はご存知大人気の商品。税込み140円と、コンビニアイスの中では安くも高くもない価格設定。発売は2005年からと、「ガリガリ君」や「あずきバー」と比較すると歴史自体はまだ浅い。
味に関しては多くの人はよく知っているだろうが、今回は「はじめて食べた気分」でレビューしてみよう。
チョコの甘さ、ほのかな苦味、アイスクリームのコク、なめらかな口どけ、そのすべてがバランス良し。中でも特筆すべきはやはりチョコの口どけ。
このようなチョコアイスではチョコが通常、パリパリとしているものだが、パルムは違う。口に含んだ瞬間、すっと溶けていくのだ。
公式HPでも「口どけの秘密」と称し解説されているが、「チョコが溶ける温度を体温と同じにすることで、アイスクリームと一緒に溶ける」らしい。一般にチョコが溶ける温度は45度~55度程度とされているが、低くなるよう改良されている。
品のいい味なのに、肩肘張らずに食べられる。後味がすっきりしているのも嬉しく、ずっと食べていられそうだ。
中のアイスもとっても濃厚。アイスの食感は中に入る空気の量(空気含有率)で変わるが、おそらく低めに作っているのだろうと思われる。
食べ慣れたはずなのに、なぜか新鮮さを感じるこの商品。ときに「チョコが溶ける温度」まで変えてしまう商品開発力が、その新鮮さの理由なのだろうか。今後もリニューアルされていくはずだけに、ますます注目される。
【総評】
「パルム」(森永乳業)
味:★★★ コスパ:★★☆ 驚き:★☆☆
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(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)