舛添都知事に全会派が不信任案 後任はこの5人から?
政治資金の「違法ではないが不適切」な使用などで集中砲火を浴びていた舛添要一・東京都知事。15日未明、ついに都議会の8会派すべてから不信任決議案が出揃った。
14日、都議会議長が舛添知事が自ら辞職するよう説得にあたったが受け入れられず、ついに最大会派の自民党も見切りをつけざるを得なかった形だ。
舛添知事の辞任は不可避として、猪瀬直樹・前知事 →舛添知事と2代続けて「不祥事での辞任」となりそうな首都東京のリーダー。目下の注目は「次の候補」に移りつつある。
そこで名前が挙がった主な候補をピックアップしてみよう。
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①橋下徹 元大阪府知事/大阪市長
昨年11月に行われた大阪市長選には出馬せず、「政界引退」を表明している橋下徹弁護士。しかし、大阪維新の会を立ち上げて率いた政治力は一級だ。
メディアやネットでは繰り返し名前が挙がっている。
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②東国原英夫 元宮崎県知事/衆院議員(1期)
「どげんかせんといかん」が流行語大賞にも輝き、宮崎県のセールスマンとして過疎の県に注目を集めさせた東国原氏。知事を1期で退任した後、2012年の衆院選に日本維新の会から出馬。しかし、およそ1年で辞職した。
結果的にはやや飽きっぽい印象も受けるが、2011年の都知事選に出馬した過去もあり、立候補の可能性はある。
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③小池百合子 衆院議員(東京10区)
これまで、都知事に女性が選ばれたことはないが、自民党の党三役(総務会長)に初めて選ばれた小池議員なら、ありうるかもしれない。
2005年の「郵政選挙」以降、東京10区(豊島区、練馬区の一部)に地盤を築いているのも有力だ。
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④山本太郎 参院議員(1期)
2013年の参院選では、東京選挙区で66万票を集めて4位当選(定数5)。堀江貴文氏が5日放送のTBS系『サンデージャポン』 で出馬の可能性に言及したが、それ以外の動きはまだ見えない。
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⑤桜井俊 総務事務次官
人気アイドルグループ『嵐』櫻井翔の父親としてもよく知られる、総務省の事務方トップ。6月に事務次官を退任することもあり、後継候補として急浮上した。
官僚出身では、自治省(現在の総務省)出身の鈴木俊一知事が4期16年の長期政権となっており、不祥事の後では安定した行政手腕が期待されるかもしれない。ただし、「本人は強く否定している」との報道も。
次は、お金にクリーンで、東京五輪の準備や待機児童問題などを着実に片付けてくれる、力あるリーダーを期待したい。
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(文/しらべぇ編集部・盛山盛夫)