「本音は働きたくない」人が過半数!周囲の環境が影響か
国民の三大義務のひとつである勤労。しかし働いていると、嫌な思いをすることも多い。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代有職者の男女858人に、「できるなら働きたくない」と思っているかの調査を実施。その結果、なんと51.2%もの人があてはまると回答した。
2人に1人は「本当は働きたくない」と思いながらも、生活のために仕方なく仕事をこなしているのだ。
■30代男性の働きたくない気持ちが頂点に
性年代別でみると、それそれの環境が見えてくる。
一番多い割合なのが30代男性で、59.8%もの人が該当。上と下から板挟みになり、ストレスがたまりやすい年代だ。そんな状況から逃れたい気持ちが強いのかもしれない。
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■20代の「やる気に満ちた男性とやる気を見失った女性」
20代では男性が4割と少ないのに対し、女性は6割近くとかなり多い結果だ。「そう思わない」と答えた20代前半の男性は、次のように語る。
「まだまだ、自分に任せてもらえていることは少なくて。もっとたくさんのことを吸収したいので、落ち込むことはあっても、やっぱり勤めていたいですね」
一方、「働きたくない」と答えた20代後半の女性。周囲の変化が影響しているようだ。
「結婚を機に仕事を辞める同年代がちらほらいて。私自身はそれほど結婚願望はありません。ただ辞める理由がきちんとあるのがうらやましいと思ってしまいます。
職場の人間関係があまり良くないので、そのせいでしょうね」
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■仕事で世界が広がった60代女性
60代以上では男女ともに少ない結果になっている。とくに女性は24.2%と極端に少ない。長年専業主婦をした後、仕事に就いた60代女性の話を聞くと、その理由が見えてきた。
「家族はもちろん大切ですが、家にずっといると人との付き合いが狭くなりがち。今は職場で若い子たちと話もできるし、世界が広がりましたね」
働いていれば、つらい部分もあるだろう。「働いていてよかった」と思える環境作りが大切だと、今回の結果を見ると思えてくる。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代有職者の男女858名 (有効回答数)