コンビニアイスはどれが一番ウマい?1ヶ月かけて検証(23日目)
1ヶ月毎日コンビニアイスを食べてNo.1を決めるこの企画。本日は、普段なかなか手に取らないかもしれない商品を取り上げたい。
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■大人にこそ食べてほしい 濃厚「れん乳」アイス
森永乳業から発売されている「れん乳氷」(税込み108円)。どことなくレトロな見た目を見ると「作られ始めて何十年経つのかな?」と思いきや、意外にも誕生は
2005年。「ガリガリ君」や井村屋の「あずきバー」に比べると、新参者である。
しかし、森永乳業はもともと、大正6年に森永製菓の子会社として作られた「日本煉乳」に起源がある。名前の通り、練乳の生産を主とした会社なのだ。そういう意味では、この「れん乳氷」は森永乳業の技術を結集した製品と言っていい。
フタを開けてみると、想像以上に白い見た目。まあ、練乳なのだから当たり前なのだが……。
だが、あなどるべからず。かわいらしい見た目にだまされてはいけない。このアイス、「さっぱり控え目な甘さで食べやすい」などのものではなく、想像以上に甘く、濃厚なのだ。口の中に甘ったるい匂いが広がり、一瞬とまどってしまうほど。
しかし、口の中ですぐにとろけるため、甘さに酔うことはない。繊細で上質なシャリシャリ感はガリガリ君や他のアイスとは、また違った印象だ。そして、なんだか懐かしい気持ちになる。
かわいらしい見た目のため、もしかすると「子供向けのアイス」と勘違いして、手に取らない大人もいるかもしれない。だが、決してそんなことはない。
むしろ、大人のほうが、甘さだけでない、懐かしさを含めて味わうことができるのではないか。
【総評】
「れん乳氷」(森永乳業)
味:★★★ コスパ:★★☆ 驚き:★★☆
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(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)