宗教やねずみ講だけじゃない!怪しい勧誘を受けた人たち
世の中には、たくさんの勧誘がある。そして多くのトラブルも発生しており、大半が「怪しい」と思われているのが現状だ。
しらべぇ編集部が調査した結果、怪しい勧誘を受けた経験がある人は、全体で33.3%。3人に1人はなにかしらの勧誘で、頭を悩ませた経験があることが分かる。
■勧誘は高収入の年代を狙う傾向が
性年代別では、ある傾向が見て取れる。
どの年代でも女性より男性のほうが多いが、中でも40〜60代の男性が高い割合だ。高収入層が多いこの年代では、とくに投資話を持ちかけられるようである。
「信頼してた人に投資の話を持ちかけられて乗ったけど、すべてダメだった」(女性50代)
うまいもうけ話は、疑ってかかったほうがいい。
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■長い歴史を持つ宗教の勧誘は現在にも
一番多い回答は宗教。宗教と隠して、近寄ってくるケースも多い。
「駅前で幸せを祈られた」(男性30代)
これについて行くと、次のようなことに。
「宗教団体の本部に連れていかれた」(男性30代)
どんなにしつこくても断らないと、こんな結末にもなりかねない。
「外食とだまし、宗教関係の誘い。無理やり入信させられた」(男性20代)
■ねずみ講などのネットワークビジネスは知り合い経由が多い
宗教と同じくらいに多いのが、ねずみ講などのネットワークビジネス。知り合いだと断りづらいのを逆手に取り、食事などと偽り誘い出す人も多い。
「知り合いがやたらとお茶やイベントに誘ってくるようになったと思ったら、目的はネットワークビジネスだった」(男性30代)
どんな勧誘でも「長時間の拘束」をされるのが一般的だが、中には犯罪まがいの行為も。
「ねずみ講に誘われ、軽く監禁された」(男性40代)
相手は「こんなにいいものを勧めている」と思い込んでいるので、悪気はない場合も多い。宗教も同様。そこがまた、面倒な部分でもある。
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■女性を対象にした勧誘…美容器具から風俗勤務まで
女性だけを対象とした勧誘もある。
「美容器具のモニター」(女性30代)
さらには、夜のお仕事へのお誘いまで。
「深夜のタクシードライバーから、風俗嬢にならないかと言われた」(女性50代)
怪しいモデルの仕事も、女性には多い。
「下着の写真を撮らしてほしいと誘われた」(女性30代)
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■違法行為への誘いにはご注意を!
犯罪への誘いを受ける人も。
「違法薬物を売りつけられそうになった」(男性40代)
こちらは、美人局? 犯罪被害を受けそうな予感…。
「酔っ払いの怖い女性が誘ってきた」(男性50代)
■勧誘もインターネットを駆使する時代に
勧誘もネットの普及により変化している。
「SNSで知り合った女の子と会ったら、化粧品を勧められた」(女性20代)
オフ会に参加する人も多いが、このような人が混ざっている場合があるのでご注意を。
長時間に渡り話を聞かされていると、「いいものなのかもしれない…?」と思えてくる。まるで洗脳だ。そんなことにならないよう、話を聞く前から断るようにしておきたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1,378名 (有効回答数)