舛添氏のせいで隅田川花火が中止に?常連が怒りの声
7月30日に開催予定の隅田川花火大会が、舛添要一前都知事の辞職に伴い、中止になる可能性があることが判明した。
これは東京都が22日に発表したもの。予備日だった31日が知事選の開票日と重なってしまったため、警備員を確保することができないことや、得票率の低下などが懸念されることから、天候不順の場合開催を見送るという。
舛添前知事が早急に辞職を決めていれば、この事態を防げた可能性もあっただけに、楽しみにしていた人からは怒りの声が噴出中だ。
https://twitter.com/itomiyu_0924/status/745248249720668160
都知事選は、やらなくていい!
副知事がスライドすればいい。
隅田川花火大会が、雨天で
順延出来なくなった。
大変な被害
中止になったら、被害者は
舛添に請求すべきだ— sakasen (@sakasen1) 2016年6月21日
■一切の説明を放棄し無言で辞任
政治資金の私的流用が次々と発覚し、「不適切ではあるが違法ではない」などと苦しい言い訳を続けた舛添前知事だが、議会や世論の批判に耐えきれず、14日に辞意を表明。
その後は報道陣の会見要請を「辞めるのだから説明する必要はない」といわんばかりに、一切拒否。退任セレモニーや挨拶も行なわず、逃げるように都庁を去った。
この対応には批判が多く、舛添氏の人格を疑問視する声も出るなど、政治不信を増大させる結果に。なお、退職金2600万円は受け取る模様で、「逃げきり」を指摘する声も。
都知事を辞めれば政治資金の私的流用という行為が許されるわけではないだけに、説明を一切拒否していることは、政治家としてあるまじき無責任な行為といわれても仕方ないだろう。
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■政治不信がさらに広がる
昨今号泣元県議など、議員の政治資金私的流用が問題化しており、国民の政治不信は広がるばかりだ。
ちなみに、アンケート「マインドソナー」で「国会議員は尊敬に値すると思うか」聞いたところ、「思う」と答えたのはわずか20人に1人しかいないことが判明している。
政治家とは本来国民の代表者として国を動かす重要な存在だが、度重なる事件で国民の信頼と尊敬はまったく得られていないようだ。
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■隅田川花火大会の常連が怒り
毎年、隅田川の花火大会を楽しみしているという男性に話を聞いてみた。
「東京の夏の風物詩ですし、毎年楽しみしています。雨が降らなければいいのですが、夏の天気は変わりやすく、ゲリラ豪雨で中止になったこともあります。そう考えると、予備日がないのは不安です。
過去には予備日を設定しなかった年もあり、そのときは無事開催されているので今回も大丈夫だと信じたいです。でも、発端が舛添さんにあると思うと、やはり納得いきません。順延になったら、舛添さんの退職金から運営費を出すべきじゃないですか」
無事開催することができるだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)