「夫婦別姓」はアリ?ナシ?保守派の理由と支持派の特徴
男女が結婚したあともそれぞれの姓を名乗る「夫婦別姓」。現在の日本では、民法の規定によって禁止されている。改正法案が提出されても、廃案となってばかりだ。
では、夫婦別姓に関しての国民の意見はどうか。しらべぇ編集部は、全国の男女に「夫婦別姓」に関する意識調査をすることに。
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■夫婦別姓に抵抗あり?
すると、男女ともに夫婦別姓には消極的な人が多いようだ。その意見としては、
・同姓にしたほうが夫婦の絆を実感できそう(20代女性)
・苗字が別々なら結婚する意味がない(40代男性)
・夫婦別姓だと子供がかわいそう(30代女性)
・日本の伝統を崩しかねない(50代男性)
などがある。時代錯誤という言葉で片付けることができないほど、夫婦同姓は、日本の「当たり前」となっている。
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■「無党派」と「支持政党あり派」だと…
また、「無党派か支持政党あり派か」でも、夫婦別姓についての意見は大きく違うと明らかに。
賛成派は、無党派のほうがずっと高い。夫婦同姓は、片方が片方の苗字に帰属すること。どこにも属さないのが無党派の体質だとすれば、この調査結果にも納得がいくか。
ちなみに、夫婦同姓を義務化する民法が制定されたのは1898年だ。自由を認めない「夫婦同姓義務」は、果たして現代的と言えるだろうか。
国連からは再三にわたって注意勧告を受けている。先延ばしが当たり前のようになっているこの問題に決着がつく日は、いつになるのだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・倉木春太)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1,378名(有効回答数)