妖怪好きなら何度も行かなきゃ!「大妖怪展」に心奪われる
7月5日より、両国にある江戸東京博物館にて「大妖怪展」がスタートした。
「土偶から妖怪ウォッチまで」の言葉通り、4000年分の妖怪が大集合。国宝も多く展示されており、かなり濃い内容になっている。
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■ どんな展示?
1章から4章まで、テーマごとに分かれている。
1章・江戸の妖怪、大行進!
2章・中世にうごめく妖怪
3章・妖怪の源流 地獄・もののけ
4章・妖怪展生 現代の妖怪
やはり江戸の妖怪の種類は豊富で、展示品もダントツに多い。
妖怪と言われて思い浮かべる「百鬼夜行絵巻」「地獄図」、葛飾北斎の「天狗図」などはもちろん、怪談話で有名な「お岩さん」「さらやしき」、幽霊画などもある。
もちろん怖い絵だけではない。色使いがポップなヘタウマ絵も多数。歌川国芳の描くかわいい妖怪や、動物を擬人化した「十二類合戦絵巻」などもあり、大人から子供まで楽しめるのだ。
最後には土偶、そして子供達に人気の『妖怪ウォッチ』エリアも。ジバニャン・ウィスパー・USAぴょんのボツ案も展示されており、ファンにはたまらない。
初日に行ったところ、小学生から年配の方、さらには外国の人と様々な人が妖怪に心を奪われていた。
ちなみに、音声ガイドはアニメ『夏目友人帳』(妖怪が見える少年が主人公の作品)ニャンコ先生役の声優・井上和彦。こちらも借りると、より楽しめるはず。
展示品は頻繁に入れ替わるため、何度も見に行きたくなる。例えば「百鬼夜行絵巻」は7月中と8月で展示される種類が変わってしまうので注意だ。
■妖怪グッズも豊富
「大妖怪展」はグッズも豊富だ。クリアファイル、本、ポストカードといった定番商品はもちろん、Tシャツや鞄、ぬいぐるみまで用意されている。
しらべぇ取材班が気になったものを幾つか紹介したい。
こちらは展示のみだが、浅草飴細工アメシン作の妖怪たちだ。 どれも飴には見えない、精巧な作り。このほかにも大きな「うし鬼」の飴もある。「棘琵琶」(写真左、琵琶の妖怪)のうちわ飴もあり、購入可能。
続いては、京東都のがま口。ほかにもワッペンやトートバッグなどが販売されている。
のっぺら小僧が舌をベロンと出している。口を開くと…
「妖」の文字が内側に。
そして、絶対に見逃せないのがこれ。缶バッジだ。
1回200円のガシャガシャなのだが、なんと2cm×42cmの小さい「百鬼夜行絵巻」が付いてくるのだ。これだけでも買う価値はある。お土産にもぴったりだ。
少しでも興味があれば、ぜひ行ってみて欲しい。 今まで以上に妖怪が好きになること間違いなしだ。
【大妖怪展】
7月5日(火)~8月28日(日)
会場:東京都江戸東京博物館
開館時間:午前9時30分~午後5時30分
休館日:毎週月曜日(※ただし、7月18日、8月8日・15日は開館、7月19日は休館)
9月10日(土)~11月6日(日)
会場:あべのハルカス美術館
開館時間:火~金/午前10時~午後8時、月・土・日・祝/午前10時~午後6時
休館日:9月12日、10月11日、10月17日
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)