「おもしろ短冊」を調査 東京タワーと早稲田大学で驚愕の差
2016/07/07 07:00
本日7月7日は七夕の日。短冊に願い事を書いて笹の葉に結ぶ慣習が日本にはあるが、ときに他の人を笑わせてしまうような「おもしろ短冊」なるものが存在する。
しらべぇ取材班も現地に向かい、そんな短冊を探してみることにした。
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①東京タワー大展望台
取材班が最初に訪れたのは東京タワー大展望台。家族連れやカップル、外国人観光客が訪れていたが、果たしてどんな願いが並んでいるのだろう?
ゆうとくん、大金持ちになるのはいいが、悪事でお金を稼いで隣の男の子に逮捕されないようにしよう。
これをゲスの極み乙女。の川谷絵音氏が書いていたら大変おもしろいが、おそらく別人だろう。
校外学習での悪事がバレませんように……という短冊が4つも並んでいる。一番右は丁寧に名前まで書いているが、本当にバレたくなかったらそれは書かないほうがいい。
真ん中のごんとくん、まだ小学校低学年くらいだろうが、25歳の記者よりすでに上手いから安心してほしい。
イギリスがEUを離脱した今も、願いは変わらないままだろうか? それとも、イギリスがEUを離脱したからこのように書いているのか……。
君がバイトできるような年齢になったとき、望めばきっと働けるはずだ。今の外食産業はどこも人材不足だから。
おそらく「世界平和」と書きたかったのだと思われるが、身の丈以上のことを書いた結果、ミスしてしまったのだろうか?
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②早稲田大学文学学術院キャンパス
続いて、早稲田大学文学学術院キャンパス、通称文キャン。一部では「西の京大、東の早稲田」などと形容されるほど阿呆学生が多いともっぱらの評判だが、短冊はどうだろうか?(ちなみに記者の母校でもある)
短冊に願いを書いている時間で授業に出られたはずだ。
記者も4年半この大学で過ごしたからわかるのだが、受け身の人間には決してブザービートのような生活はやってこない。
他に「私の彦星様はどこ?」という短冊もあったが、そもそも織姫と彦星は1年に1回しか会えない遠恋カップルであることをお忘れなく。
これを同じクラスの女子が書いていたら、男子は大変興奮するだろう。しかし、字の汚さや大学の雰囲気的に、これは男が書いた可能性が高い。
ブラックバイトの被害者が、ここにもいたようだ。
短冊は願いを書くのであって、怨念を込める場所ではない。
どちらの願いを叶えるべきか、神様も悩むことだろう。
この取材中、はじめて共感できた短冊だった。
今までの孤独な愉しみを過去にする……。終わっている時点で過去のはずだが、それを過去にするとはどういうことだろう? この学生は、もしかすると哲学科に在籍しているのかもしれない。
全体的な印象としては、東京タワー大展望台が比較的真面目な内容が多いのに対して、早稲田大学の短冊はウケ狙いのものが大半であった。もっとも、それでも本当に面白いものはそう多くないあたり、未来は明るくないだろう。
短冊に自分の運命を任せるのもいいが、基本的には日々の努力でなんとかすることをオススメしたい。
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(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)