京都府民はプライドが高く無愛想?そう思う人が多い地域は…
戦国時代、大名が京の都に入ることは「上洛」と呼ばれ、「天下統一」への足がかりと考えられていた。異論もあるようだが、当時の京都が日本の政治を司る中心地になっていたことを表すエピソードだ。
そんな歴史を持つ京都に住む人々は、他の地区の人々からプライドが高く無愛想な印象を持たれていると聞く。風評被害のようにも思えるのだが、実際のところどうなのだろうか。
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■京都人はプライドが高く無愛想だと思う?
そこでしらべぇ編集部では全国の男女に「京都府民はプライドが高く無愛想だと思うか」聞いてみた。
結果「思う」と答えたのは各世代で2割にとどまり、ほとんどの人はそのような印象を持っていないことが判明。しかし、60代は3割が「思う」と回答していることから、確実に「プライドが高くて無愛想」と感じている人も存在。
理由は不明だが、何かそれを連想させるような出来事があったものと思われる。
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■地域別にみてみると…
では一体どこの地域の人が京都府民に対して否定的な印象を抱いているのだろうか。
もっとも割合が多かったのは大阪府民で3割。続いて東京、福岡となっている。都市伝説として「大阪と京都は仲が悪い」と囁かれているが、調査結果を見るかぎり、あながちウソとは言い切れないことが判明。
また、徳川家康が江戸幕府を開いて以降政治の中心地となった東京都民もあまりいい印象を持っていない模様。京都からするとその座を奪われた形になるだけに、一種の嫉妬から都民に対し冷淡な態度をとっているのかも。
ちなみに、昨年井上章一氏が発売した『京都ぎらい』という本は関西民を中心に大絶賛され、多くの人が溜飲を下げたといわれる。
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■実際に話を聞いてみた
京都府民の印象について話を聞いてみた。
「京都で仕事をしたことがあります。いい人もたくさんいるのですが、猛烈にプライドの高い人もいました。『新幹線は京都に来る電車を上りにすべき』とか主張していました。それに住んでいるところを聞かれて東京と答えたら、なんとなく態度がよそよそしくなった感じがしました…」(30代男性・東京都)
一方で京都出身のBさんは、以下のように話している。
実際のところ、どうなのだろうか。それは自分で確認するしかない。そうだ、京都へ行こう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1,358名(有効回答数)