NHKの政見放送でNHK批判 立花考志氏に「面白すぎ」と賞賛の声
票数を集めることは難しくとも、共感は意外に集まるのかもしれない。
都知事選へ向けて各候補者の活動が活発になっている中、昨日21日夜、NHKで流された立花考志氏(48)の政見放送が大きな話題となっている。
5分間の放送で、政治的なマニフェストの説明は一切なく、ただただNHKに対する批判に終始したのだ。
■発言の一部を抜粋
その内容を簡単に書くと以下のような感じ。
・発言のパートが終わるたびに「NHKをぶっ潰す!」と右手を挙げて、にこやかに言う(キャッチフレーズの模様)
・NHK職員の平均年収が1800万円で高額過ぎると指摘
・たいして古くもない、NHK放送局建物を莫大な資金で建て替えようとしていると指摘(その財源は受信料)
・職員の不祥事は50日に1度のペースで起きており、最近起こったアナウンサー同士の「不倫・カーセ○クス」事件は隠蔽をはかっていると発言(放送では伏せることなく発言)
・受信料を徴収すべく、強引な方法で各家庭に訪問して、ときには恐喝まがいの行動に出ていると指摘
・そこまでして受信料を回収しようとしているのに、「スクランブル放送(料金を支払った視聴者のみ放送を受信できるようにすること)」を実施しないのはおかしいと指摘
この他にも過激な発言は続き、NHKで放送されていること自体がなにかのギャグに思えてくるような政見放送であった。YouTubeにもすでに立花氏があげているので、気になる人はチェックしてみてほしい。
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■元NHKの経理社員 内部告発の過去
立花氏は元千葉・船橋市議会議員で、それ以前は20年にわたってNHKに勤務。在局時に不正経理を内部告発し、ジャーナリストへ転身した。
鳥越俊太郎氏、小池百合子氏、増田寛也氏ばかりが取り上げられる中、泡沫候補として今回の都知事選に参戦。
そんな氏にとって、政見放送は重要なアピール場所だ。政見放送はNHKのテレビを中心に選挙期間中、候補者につき2~3度ずつ放送されるのだが、原則的には無編集で放送されるからである。
この放送や公約の内容では、現実的に考えて当選は難しいだろうが、その振り切ったパフォーマンスっぷりはネット上で多くの賞賛を集めている。
ちなみに、しらべぇ編集部の調査では、「自宅のチャイムが鳴っても無視することがある」人は世の中に多数存在。「NHKだったらいやだから」と答える人も確認できた。
票数を集めることは難しくとも、共感は意外に集まるのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)