イオンがうなぎに味が近い『なまずのかば焼き』発売→これは『さんま』だ…
絶滅寸前のうなぎに代わり、味が非常によく似た『なまず』を近畿大学とうなぎの養殖場が共同開発していることが、昨年から話題になっていた。
そんな「うなぎ味のなまず」を、7月22日から全国のイオン381店舗で発売したという。
これはうなぎ好きとして、試してみなければ! さっそく買って本物のうなぎと食べ比べてみたぞ。
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■これは『さんま』だ…
見た目にかんしては、完全に同じというワケではないものの、かなり似ている。値段の差イオンで売っている鹿児島県産のうな重が1380円、なまず丼が880円ということで、なまずのほうがややリーズナブルなぐらいだ。
まずは本物のうなぎからいただく。身はふっくらしており、非常に美味しい。イオンがかなりうなぎにこだわっていることが分かる美味しさだ。
お次はなまずを試食。こ、これはッ……!! さ、さんまの味じゃねえかーーーーーーーーーーーーーッ!!!
正直「イオンすげぇ! これでうなぎ食べなくて大丈夫やな!」と言いたかったが、明らかにうなぎよりさんまのほうが味が似ている。言うならば『さんまのかば焼き味のなまず』である。
さんまのかば焼きよりは確実にうなぎに近いものの、比率で言うならさんま度80%、うなぎ度20%ぐらいなので、現段階では絶対に「うなぎの代用にはならない」と言っていいだろう。
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■うなぎ食いたいならうなぎを食え!
さんまのかば焼きなら100円台で手に入るため、うなぎの代用としてなまずのかば焼きを食べる必要性は無いと思う。
イオンのうな重はクオリティが高いので、500円程度の差であれば、うなぎを食べたいなら素直にうなぎを食べればいいのだ。
ただ、味にかんしてはとても美味しかったため、代用と考えなければ一度は試してみてもいいかもしれない。今後さらになまずの味がうなぎに近づくことを、期待しておこう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)