ドローンより危険?「ポケモンGO」禁止の動き 寺院・神社は素早く反応

ポケモンGOのイメージ
©ぱくたそ

爆発的な人気の「ポケモンGO」だが、多数の人が集まる場所では、敷地内でのプレイを規制したり禁止する動きが広がりを見せているようだ。


 

■富岡製糸場は「規制」

富岡製糸場
©写真AC

世界遺産「富岡製糸場」(群馬県)では7月24日、ポケモンGOのプレイに熱中する人が誤って立入禁止区域へ入らないようにと、注意を呼び掛ける看板を設置した。

AR(仮想現実)で場内を案内するスマホアプリを提供している都合上、禁止にはできなかったようだ。


 

■地震被害の熊本城では?

熊本地震で損傷した熊本城
(画像は熊本市Webサイトのスクリーンショット)

熊本地震で大きな被害を受けた熊本城(熊本市)では、余震による建物の倒壊に備えたり修復工事区域を明確にする目的で設けている「立入禁止区域」への侵入を警戒。

そんな中、警備の目をかいくぐって立ち入ろうとした男性1人が注意を受ける場面があった模様だ。


■出雲大社は「禁止」をアピール

※画像は「出雲大社」公式Webサイトのスクリーンショット
※画像は「出雲大社」公式Webサイトのスクリーンショット

出雲大社(島根県)では、境内のほか神社の所有地や、関係が深い神道教団・出雲教の総本院「国造館」など周辺一帯で、ポケモンGOのプレイを禁止。Webサイトには、ドローンの飛行と並び明確な禁止をアピールするページを設けている。


■神社・寺院がいち早く反応?

調査では、出雲大社と同じく寺社でいち早く禁止に踏み切るところが目立つ印象だ。

https://twitter.com/skeishimainline/status/756743521063743488

https://twitter.com/monyop/status/756813005489397760

ドローンのケースでは、飛行が「あっという間」に危険視され一方的な悪者扱いを受けるきっかけになったのが、御開帳でにぎわう善光寺(長野市)での落下騒動だったのは記憶に新しい。


■「ドローン」並に禁止すべきか

グラフ

アンケートサイト「マインドソナー」を用いた調査によると、「多数の人が集まる場所で禁止すべきなのは『ドローン』よりも『ポケモンGO』だ」という人の割合は約34%。

おおおむね3人に2人が、ドローン並の規制や禁止は不要と感じているようだ。

ドローン
©pixabay

兵庫県の地方都市で取材に応じた「ポケモンGO」愛好家の男性(40代)は、「ドローンと同一視しないで」と嘆く。


『ポケモンGO』自体への問題視は納得できない。歩きながらのプレイなどスマホ全体にいえるマナーを守らないことが問題


ソフトに過ぎないポケモンと、ハードそのもののドローンを同一視するのはいかがなものか

たしかに、一連の動きをきっかけに改めてスマホの利用マナーを見直したいところはある。

より大きく社会問題化すれば、すでに条例や法律で飛行が制限されているドローンの二の舞を演じ、スマホの屋外利用にも規制の網がかぶさる恐れがないとはいえない。

「歩きスマホ」は論外としても、自由な利用の制限でスマホの利便性が損なわれてしまうのは避けたいところだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・前田昌宏

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