仕事の成果にも影響?オーダーメイドスーツにこだわる人の特徴
ビジネスマンにとって、スーツはまさに「戦闘服」。スーツ姿の見栄えが、仕事の成果を左右するといっても過言ではない。
このスーツ、大きく分けて「既製品」と「オーダーメイド」の2種類がある。それぞれにメリットはあるが、世のビジネスマンはどちらを選んでいるのだろう?
しらべぇ編集部が全国20代〜60代の有識者662名を対象に調査したところ、「スーツはオーダーメイドだ」という人の割合は全体で13.1%。さらに細かく調べてみると、興味深い傾向が見えてきた。
■高収入なビジネスマンほどスーツはオーダーメイド
年収との関連性があるのかどうかを見ると、年収300万円未満では1割にも満たない一方で、700万円以上の高年収層ではオーダーメイドにこだわる割合が高いことが明らかに。
オーダーメイドのスーツは、それなりにいい値段がするものが多い。簡単に手を出せるものではないため、年収が低い層だと既製品でいいものを選んでいると考えられる。
高年収層はお金に余裕があるため、オーダーメイドを買う人が多いのもわかる。だが、わざわざ時間のかかる方法でスーツを入手するのは、ビジネスには「外見」が重要であることを肝に銘じているからかもしれない。
自分の体型にあったオーダーメイドは、スタイルがスマートに見えるといったメリットがある。サイズのあわないヨレヨレのスーツの人に比べ、ビジネスの場面で好評価・好感度が得られることは明らかだ。
結果的に、仕事の成果にも繋がることもあるのだろう。
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■オーダースーツの人ほど「社畜」の自覚がある?
また、高年収のほかにもオーダースーツを好む人たちが判明した。
社畜の自覚があるグループでは、オーダーメイドスーツを着ている人が3割を超えたのだ。
既成のスーツは2~5万が相場であるのに対して、オーダースーツは数万~十数万円、フルオーダーで製作した場合は20万円以上かかることも。複数着を所持したら総額は数十万円にもなる。
これを「ビジネスへの投資」だと考えると、自分が仕事や会社に「従順」であると感じてしまうことも仕方なさそうだ。
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■「オーダーメイド派」「既製品派」双方の主張
実際、ビジネスマンはスーツに対してどう思っているのだろう。オーダーメイド派からは、こだわりの声が聞かれた。
「営業職は、外見もお客様へ気配りのひとつ。安心して契約していただくためにも、ジャストフィットで清潔感のあるスーツは必須アイテム。小汚い格好をしていては、営業失格だと思う」(30代/保険営業)
一方で、既製品派にも尋ねてみると…
「既製品であれば、5万円も出せば十分高級感のあるスーツが買える。費用対効果を考えれば、既製品のほうがハイパフォーマンス。
それに、これ以上仕事にお金をかけるくらいなら、趣味や遊びにお金を使いたい」(30代/メーカー勤務)
スーツに多額の投資をすれば、より大きな仕事の成果を期待できると考える人も。しかし、あまりにスーツに費用をかけ過ぎると、自分自身が「ワーカホリック」であるかのような感覚に陥る危険性もある。
仕事とプライベートのバランスを大切にし、既製品とオーダーメイドそれぞれのメリットを把握した上で、スーツ選びをしていきたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・桜井洸希)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の有職者662名(有効回答数)