いよいよ開始!歴代ドラクエを味わい尽くすミュージアム
7月24日より渋谷・ヒカリエで開催されている「ドラゴンクエストミュージアム」。
国民的RPG『ドラゴンクエスト』の30周年を記念し「新たなドラゴンクエストの世界」をテーマに、歴代シリーズ作品を様々なコンセプトで再現した展覧会だ。
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■パッケージから装備まで!
ミュージアム内では、シリーズIからXまで、10作品を再現。
会場正面にある勇者の肖像を見ながら冒険の回廊に進むと、歴代のゲームのパッケージが。「これ家にある!」「ここからスーファミなんだ…」と思わず声が漏れている人も。
回廊を抜けると、ミュージアムのオープニングシアターが。これが…かなりかっこよく見惚れてしまう。さらにはゾワッとするような仕掛けも用意されており、一気に「ドラクエの世界」に引きずり込まれる。
その先にはI、II、IIIの
・伝説のロト装備
・ロト伝説の画廊
・ロンダルギアの三悪魔ウォールアート
が。ロトの装備の完成度に驚き、画廊の絵画とゲーム画面を見比べて懐かしみ、悪魔たちに見つめられ。I〜IIIをどっぷり楽しめる。
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■ジオラマで「ドラクエ」を再現
さらに進むと、天空城が登場。
城の主マスタードラゴンの影が映るかも…足元も要注意だ。
その先にある天空のジオラマ・ギャラリーでは、IV〜VIの名場面をミニチュア化。これが精巧で、ちゃんとあれも再現されている! と盛り上がる。
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■実際に体感できるコーナーも
ギャラリーを抜けると、広いスペースに。ここにはVII〜Xまで特徴的な場所がアトラクションとして登場。
動き出す冒険の記録では、RPGに欠かせない「冒険の書」に、スペシャルムービーが映し出される。
VIIの「不思議な石版」の石版組み立てを体験できる石版パズル、VIIIのシステムである「テンション」をモチーフにした空と海と大地のスーパーハイテンション体験、そしてIXに出てくる「世界樹」と同様に祈りを捧げるお祈り世界樹は、実際に体を動かすもの。
しらべぇ取材班が訪れた時は、勇者の格好をした人も。アトラクションによってはかなり待つため、全部遊びたい人は長時間並ぶ覚悟が必要だ。
そしてXの世界「アストルティア」のならわしにちなんで、オンラインゲームで遊んでいる人から集めた写真の展示も。投票もできるので、お気に入りの1枚を選ぼう。
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■最後に待ち受ける「伝説の始まり」
歴代のゲームの世界を味わったあとは、黒幕である魔王たちの肖像画と代表的なセリフの飾られた回廊を抜けていく。その先には、主要キャラクターたちによる魔王連合軍との夢のバトルが!
あのキャラクター同士が協力したり、あの主人公があのボスと戦ったり…夢の展開の連続だ。あっと驚くサプライズも盛り込まれており、ファンなら何度でも見たくなる。
そして、最後に訪れるのは「伝説の始まり」。ここには、ダンジョンの地図の案やキャラクター原画など、貴重な開発資料が展示されている。『ドラゴンクエスト』という伝説の、始まりが見られるのだ。
ここでしか買えないグッズや、仲間モンスターが準備してくれた料理を食べられるフードコートもある。どちらも、長い行列ができていた。
ゆっくり見たい、並びたくない! という人は、朝チケットを購入したり平日の昼間に行くなど、工夫が必要。ただ、並んででも見る価値のある展示ばかりなので、ドラクエがちょっとでも好きな人は絶対に行くべきだ。
【ドラゴンクエストミュージアム】
期間:7月24日(日)〜9月11日(日) ※最終入場21時30分
会場:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ9F ヒカリエホール
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)