こびりついた汚れも!油汚れを効率よく落とす秘訣を伝授

2016/08/02 10:00

JanPietruszka/thinkstock
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トイレ博士、そして掃除能力検定士・佐藤満春です。本日は20代男性からのお掃除に関する質問をいただいております。

「油汚れを効率よく落とす方法を知りたい」


若いのにキッチンを清潔に保とうとするその姿! 素敵ですね! ということでお答えします。



 

■汚れにも種類がある

掃除全般に言えることですが、まずは「汚れの性質を知ろう」ということ。たとえば、今回の例でいう油汚れはどんな性質なのか? 

油汚れは「酸性」の汚れです。油汚れ、身体から出る皮脂汚れ、生ゴミ…などは酸性汚れです。逆に水垢、尿石…などはアルカリ性の汚れになります。

 ・酸性の汚れ→アルカリ性洗剤


・アルカリ性の汚れ→酸性洗剤


と洗剤を上記のように選べば、中和されて簡単に汚れは落ちます。具体的に言うと…

・酸性の汚れにはアルカリ性洗剤→「重曹」や「セスキ炭酸ソーダ」


アルカリ性の汚れには酸性洗剤→「クエン酸」や「お酢」


となります。質問にあった「油汚れ」には市販のアルカリ系洗剤や重曹、セスキ炭酸ソーダがオススメ


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■PHの違いに注目

重曹とセスキ炭酸ソーダ、じゃあどちらのどのように使い分ければいいの? ということになると思います。この両者の一番の違いが「PHの違い」。

セスキの方がPHが高いので、重曹より油汚れに対しての洗浄力が高いと言われています。

またセスキは水に溶け易く、重曹は溶けにくいという特徴がありますので重曹はペースト状にして、換気扇、ゴトクなどのこびりついた汚れに使うといいでしょう。

研磨剤としての効果も期待できます。とにかくまず「敵を知ること」が大事! しっかり効率よく、汚れを落としていきましょう。

それではまたどこかのトイレでお会いしましょう。ジャー。

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(文/どきどきキャンプ・佐藤満春

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