初の女性都知事誕生!世界的にはこんな女性リーダーも
先月31日、舛添要一前都知事の辞職に伴う東京都知事選挙の投票が行なわれ、無所属の新人で元防衛大臣の小池百合子氏が、291万2628票で当選した。
国内の女性の知事では通算7人目で、東京都知事では初めて女性が就任することになる。
近年、日本だけではなく世界的にも女性のリーダーが目立つようになってきた。そこでしらべぇ編集部では、世界で活躍する女性のリーダーを調べてみることに。
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■ドイツ:メルケル首相
ドイツで初の女性首相であり、歴代最年少の首相でもあるアンゲラ・メルケル。物理学者からかの政界入りを果たした。 世界の国家指導者で初めてポッドキャストを使用して、国民へ政策を説明している。
原発推進派として稼働年数を延長する政策をとってきたが、3.11の東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故により計画を凍結。
2015年に100万人を超える難民のドイツへの移入の許可を行ない、賛否両論を巻き起こしている。
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■韓国:朴槿恵(パク・クネ)大統領
お隣の国、韓国でもトップは女性。朴槿恵大統領は選挙の演説中にカッターナイフで切りつけられ、10cmの傷を負い60針縫う手術を受けた。
このとき、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領支持団体から「60針を縫ったのは整形手術」という声が挙がり、それが逆に反感を呼んで国民の支持を得る結果に繋がった。
今回の都知事選で増田寛也氏の応援に駆けつけた石原慎太郎前都知事が、小池氏に対し「厚化粧」と発言したのが原因による女性票離れと近いものを感じる…。
韓国国内では北朝鮮対策の評価が高い一方で、外交での評価の低さが目立っている。
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■イギリス:メイ首相
有名な故マーガレット・サッシャ―氏以来の女性の首相テリーザ・メイ。 金融業界で活躍後、国政へ進出。
故サッチャー元首相が「鉄の女」と呼ばれていたのに対し、あだ名は「氷の女王」。ドイツのメルケル首相に対し、移民に厳しい姿勢をとっている。
ただ、調和型といわれており、サッチャー氏のように抵抗勢力と真正面からぶつかるタイプではない。
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■アメリカ:次期大統領候補 ヒラリー・クリントン
不動産王のドナルド・トランプ氏と熱いバトルを繰り広げているヒラリー・クリントン氏。アメリカ初の女性大統領候補として注目を浴びている。
日本の政界では、大統領がトランプ氏になってもヒラリー氏になっても、固有のリスクがあると言われている。
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■小池氏当選の勝因は…
今回の小池氏の勝因を、Twitter上でも見ることができた。
都の尖閣基金
都知事候補者の国防意識が分かる鳥越:~考えたい
増田:~考えていきたい
※つまり、まったく考えていない。小池:~対応します。
※明確にコミットメント#CreateNewTokyo_Yuri #小池百合子 pic.twitter.com/Ff3H2xCMrG— Quest (@JP_Quest) July 27, 2016
【本性】"@nonkisaburo:石原慎太郎の「大年増の厚化粧」発言。この時、会場の増田寛也は笑っている。
演説では女性の活躍が大事といいつつ、女性蔑視発言をサラッと笑ってしまう本音が見えた瞬間。#都知事選 #小池百合子 https://t.co/kYH1LBUoRp
— Maria♡ (@yurimarine) July 27, 2016
増田さんの敗因は、石原さんの厚化粧発言に制止させられなかったことに尽きると思ってます #アベプラ
— 志水雅己🥠 (@masamix_axes) August 1, 2016
メディア戦略がバッチリだった小池氏に、皮肉にも増田氏が自身に追い打ちをかける形となった。
ただ一部では、小池氏は叩けばホコリが出てくると言われており、Twitter上でも「#小池百合子はものすごい右翼」というハッシュタグが出てきているほど。
小池氏の当選は賛否両論があるものの、過去のことはひとまず置いておいて、これからの政策に注目したい。また、日本でも世界で活躍する女性の首相が誕生することを期待したい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニートgoma)