バブル時代に興味を示す若い世代 課金癖のある人に顕著?
ワイモバイルのCMの舞台に80年代のディスコが選ばれたり、バブリーネタを披露する芸人・平野ノラが台頭してきたりと、今の日本には「バブルの時代」に対する熱を感じる。
バブルといえば1980年代後半の、とにかく羽振りの良かった時代を指す。今から約30年も昔である。
現在の40代以下の男女は、バブルの時代のことをどう思っているのだろうか。しらべぇ編集部は、全国20〜40代の男女に「バブルの時代を体験してみたいか」を調査してみることに。
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■3割以上が興味津々
調査の結果、バブル時代に興味のある男女が3割を超えた。
とはいえ、ほとんどの男女は控えめな反応。今の世の中で満足とは、喜ばしいことである。だが、もしかすると体験して現実世界に戻ったときの落差が怖いだけかもしれない。
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■スマホ派の男女から支持
さらに面白いデータを発見した。これは、携帯電話は主にスマホを使う人、そうでない人の同調査結果である。
スマホ派の人の半分近くが、バブルの時代を体験してみたいと回答したのは、意外ではないだろうか。それに対し、スマホではない旧式の携帯電話をメインに使用する男女は、バブルに顕著な興味を示さないという結果に。
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■課金癖のある人はやはり…
また、スマホゲームに課金しているかどうかでも顕著な差が見られた。
課金癖のある人は、やはり羽振りのいい時代に対して共感するのだ。半分以上の男女が、バブルを体験したいという驚きの結果に。
それにしても、過去のある時期に対し当時を知らない世代が興味を持つとは、極めて珍しいことではないだろうか。
ユーミンや大瀧詠一の音楽、わたせせいぞうの『ハートカクテル』などに接するまでもない。今の若い世代すら羨む、バブルという時代の求心力には、並々ならないものがあるようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・倉木春太)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~40代の男女732名(有効回答数)