デフレ粉砕！Apple製品が「高い」けど「好き」はなぜか
「iPhoneやMacが「高くない」と思う人は肉食系？」にあるとおり、Apple製品が高いというのは、誰にでも共通の認識だろう。それなのになぜ売れるのか。
しらべぇ編集部では、「そもそもApple製品のファンはどんな人」なのか分析してみた。
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■iPhoneやiPodで一気にファンが拡大？
仕事もできてお洒落で、意識の高いビジネスパーソンが好むのがApple製品というイメージ。ところが支持層はもっと厚い。
じつは、愛好者の率がもっとも高かったのは専業主婦なのだ。
iPhoneやiPodが出る前は、グラフィックスやデザインでの利用者が中心。会社のPCがWindowsでも個人用はAppleという男性愛好者が多かった。
iPhoneやiPodはAppleブランドのファンを女性や主婦などに拡大した立役者なのだ。
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■昔、Appleファンは惜しげもなくお金をつぎ込んだが…
ではAppleのファンには価格が高いという認識はあるのか。
熱烈なファン層とは限らないにしても、Appleブランドが好きな人の「高い」とする回答が、わずかだが嫌いな人を上回った。
少しぐらい高価でもAppleファンは購入するわけだが、ファンでない人より「価格が高い」とする認識が強いのはなぜだろうか。
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■高くても無理をして購入？
同じものを年収別に集計したのが次のグラフだ。
年収300万円未満では大差がないが、それ以上の年収では4～9ポイントの範囲でAppleファンの方が「高い」と答えているのだ。とくに年収1,000万円以上で9ポイントと最大の開きとなっている。
もちろん収入の高い人ほど、より高価なApple製品を選んでいることもありうる。とはいえ、大衆車と高級車ほどの差ではない。
つまり、人は「安いもの」「手頃なもの」にステイタス（地位・身分）は感じない、ということなのだろう。
Appleファンは無理して購入しているどころか、デザインや機能のみならず、他のメーカーより価格が高いところにも惚れ込んでいるのかもしれない。
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（取材・文／しらべぇ編集部・谷葦夫）
調査期間：2015年12月22日～2015年12月24日
対象：全国20代～60代の男女1,353名（有効回答数）
