ブチ切れた割合も調査 スーファミにもあったクソゲー3選
ファミリーコンピューターが登場した時代は「だせば売れる」状態だったため完成度が低いソフトも多く、以前公開した記事以外にもクソゲーと呼びたくなるものが多数あった。
ならば、後継機でファミコンとは比べものにならないほどの音質やグラフィックのよさを誇り、『マリオカート』や『実況パワフルプロ野球』など名作が次々と誕生したスーパーファミコン(SFC)はどうか。
「クソ」とよばれるソフトはあまりないようにも思えるが真偽を確かめるべく、しらべぇ編集部は調査に乗りだした。
■ファミコンと比べると低め
全国の男女に「スーパーファミコンのクソゲーでブチ切れたことがあるか」聞いてみたところ、「ある」と答えた人は各世代で2割程度。
ファミコンと比較するとすべてにおいてパワーアップしていたゲーム機だけに、不満を感じることも格段に減ったようだ。プラットフォームと比例し、ソフトの完成度も飛躍的に向上したのだろう。
もっとも「ブチ切れたことがある」答えた20代は比較対象がスーパーファミコンよりも新しいプラットフォームのため、操作性の悪さなどを「クソ」と感じてしまうのかもしれない。
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■SFCのクソゲーは?
SFCでクソゲーとよばれているのは以下のとおり。
①摩訶摩訶
ドラゴンクエストの影響をうけたロールプレイングゲーム。ダンジョンの階段で関係ないところに飛ばされる、グラフィックがところどころおかしい、身体が半分消えているなどバグのオンパレードで人々を驚愕の渦に叩き落とした。
エンディングでも余計なキャラが紛れこむ、流れるスタッフロールが文字化けでアラビア文字のようになり読みとることができない、最後に止まるなどまったく感動できず、マカマカではなくイライラで終了。
なお制作スタッフは「バグはすべて仕様」と話しているそう。
②松村邦洋伝 最強の歴史をぬりかえろ
『進め電波少年』でブレイクした松村邦洋が主人公の対戦格闘ゲーム。現在ではあたり前となった対戦格闘システムを搭載しており、評価する声も。
しかしリアルな松村の顔と「バウバウ」、「ピロピロ」という声が気持ち悪い、相手が強すぎるなどの不満が続出。クソゲーに分類される。
③ラブクエスト
いきなり結婚式の最中に花嫁「ゆか」が消え、探すという鬱なストーリーや、登場人物のブラックな発言などが度肝をぬいた。敵はすべて女性で、様々な道具などもちいて相手をくどいていく異色ゲーム。
下ネタも多く、「アーン」などといやらしい音声発することもあるほか、ぼったくりバーに騙されるなどそのシニカルな内容が一部からは好評で神ゲーともいわれるが、「子供がプレーできないクソゲー」との声もあり賛否両論。
なお「ゆか」を「さがさない」ことを選択しつづけると横浜の中古ファミコンショップに飛ばされ、カセットを200円で売りゲーム終了となる。
ファミコンと比較すると「賛否両論」が多いSFCのクソゲーたち。ゲームソフト成長の過程で必要な存在だったのだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代のスーパーファミコンプレー経験者733名(有効回答数)