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甲子園大会のSNS投稿禁止ルールに物議 導入の理由とは?

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kieferpix/iStock/Thinkstock

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連日熱戦が展開されている高校野球甲子園大会。負けたら終わりのトーナメント独特のスリル、技術が未熟な高校生だからこそ起こりうるドラマ、そしてその郷土性などが人の心をつかみ、多くの観客でにぎわっている。

楽しかった甲子園球場の思い出としてや球児の熱いプレーをスマートフォンやデジカメで撮影し、SNSで共有したいと思うのは、自然なことだ。

しかし、今大会から高野連が大会関連画像をSNSにアップロードすることを全面禁止するルールを導入。FacebookやTwitterから、甲子園の画像が消えた。

 

■「甲子園なう」も禁止

朝日新聞社webサイトをみると「球場および周辺で撮影した写真・動画は、インターネットのサイト、ブログ、フェイスブック、ツイッターなどの電子媒体や出版物への掲載は禁止しています」との記述がある。

したがって、今大会から「甲子園なう」と球場と自分の画像をアップしたら違反行為。たとえ自分の息子であっても写真を撮ってフェイスブックやブログに掲載することができない。

かなり理不尽なルールにも思えるだけに、ネットには批判が。

あくまでもネットへのアップが禁止で、個人で楽しむための撮影は許されているようだ。ではどのようにSNS投稿を監視するのかということになるが、具体的な記述はない。

 

■目的は営利目的なアップロードの防止か

それにしても不可解な今回の措置。理由はいったいなんなのか。ネット上で囁かれているのが、アフィリエイト収入を規制するためではないかという説。

たしかに甲子園大会の画像で第三者が収入を得ることは悪質と判断されても致し方なく、規制するべきだという主張も理解できる。それだけに、SNS投稿禁止ルールに肯定的なファンも存在。

一方で集客にはWebの力が大きく、規制することで観客が減るのではないかという指摘も。

だからといってネットへのアップロードすべてを禁止するのは強引な印象。女性マネージャーのグラウンド立ち入り、不祥事学校への対応に続き、またも賛否両論を巻き起こしている

 

■野球ファンの意見は?

複数の野球ファンに意見を聞いてみた。

「アフィリエイト収入といっても、個人ブログじゃたかが知れているでしょ? そんなことに目くじらをたてる暇があったら、真夏の暑い時期に観客や選手に熱中症のリスクを背負わせることを見直したらどうなんですか」(30代男性)

 

「私はスポーツ撮影が趣味で、写真をTwitterにアップしているので、この流れが全体に広がることを恐れています。もしあらゆるスポーツが禁止になるなら、抗議の意味も含めて球場にはいかないかな。やっぱり、自分の写真をみんなに見て楽しんでもらいたいし、それが競技のアピールになると信じています。

 

本人から『撮るな』といわれるならまだしも、一部の営利目的な人間のせいで、善良なカメラ好きが肩身の狭い思いをするのは納得できない」(20代女性)

 

「ぼくは賛成です。アフィリエイトがけしからんのはもちろんだけど、混んでいるスタンドでパシャパシャうるさく素人カメラマンにやられると不愉快。それにTwitterとかでスポーツの写真をアップしてる人って、なにを目的にしているのか理解できない

 

全席自由のアマチュアスポーツだと、最前列はほとんどカメラ持った人。素人カメラのためにその競技が本当に好きな人間が隅に追いやられるのは納得いきません。批判もあるようだけど、個人的には適切な処置だと思います」(20代男性)

 

今後、スポーツ界全体で考えるべき事案かもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

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