私は見た!ご先祖さまを…「ホンマかいな」とデータが反証

2016/08/13 11:00

東海道新幹線の車内

8月15日の旧盆を前に、テレビでたびたび流れるようになるのが新幹線や飛行機などが混み合う映像。

久しぶりに帰った実家でのんびりと、「自分もあの中にいたんだな……」とビールなど飲みつつ画面を眺めた人もいることだろう。


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■「お盆」とは?

恐山
©写真AC

いわゆるお盆とは、仏教徒が先祖供養などを行う「盂蘭盆会(うらぼんえ)」から来た言葉で、日本では、お盆に限って「地獄の釜のふたも開く」といい、あの世から「ご先祖さま」が帰ってくるとされるのが一般的である。

盂蘭盆会を行うのは本来、7月15日だが、東京など一部の地域を除いては旧暦の7月15日頃にあたる8月15日を「旧盆」「お盆」とし、1カ月遅らせるところが多い。

職場によっては、旧盆にあわせて一斉に夏休みを取るところも目立ち、この時期は帰省ラッシュになる。すなわち旧盆ラッシュとも。たどり着いた実家では、忙しい日常を忘れてのんびりしてほしいものだ。


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■私は見た!ご先祖さま

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ところで、「ご先祖さま」は本当に帰ってきているのだろうか。

しらべぇ編集部の調査によると、「お盆で帰ってきたご先祖さまを『見て』しまった人」の割合は5.5%。ご先祖さまはとっくに亡くなっている人でもあることだし、どのような形で「見た」のかが気になるところではある。

そこで調査を進めて性別・年代別・地域別・都道府県別などで「見た」人の割合を探ってみたが、特異な数値は得られなかった。「見た」経験を持つ人は少ないながらも広く分布しているということなのかもしれない。

ただし職業別では、自由業で0%。調査した職業では「見た」人が突出して少なく異常値を見せた。

彼らは日常的に忙しいことが多く、クライアントが夏休みをとっている間にも仕事を進めねばならないケースがある。 自由業には「見た」ことがないというよりは、「見て」いるヒマがないといった事情が見え隠れしないでもない。


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■「見た」と「ウソ」に関連性

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なお意識別では、「SNSで年齢を偽ったことがある」という人の数値が45.5%と異常値を見せ、「偽ったことがない」という人(4.6%)と比べ10倍以上の高ポイントに達している。

「見た」と「ウソ」とのワンセットが興味深いところで、スピリチュアル的な事柄を全否定する立場を取る人にしてみれば、「やっぱりね。ウソね」と反証したくなるところかもしれない。

なお仏教でも、宗派によっては「ご先祖さま」の「さとがえり」を否定する。

国内で最も信徒(門徒という)が多い浄土真宗系の宗派では「霊魂不説」の立場を取り、死と同時に浄土で仏になった「ご先祖」が、盆といえども現世へ戻ることはないと教えているようだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・前田昌宏

qzoo-200x94【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1376名(有効回答数)

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